
STUDIOでホームページを作ってみたいけど、本当に初心者でも使えるの?無料プランでどこまでできて、料金はどうなっているんだろう…
「制作会社に頼むと数十万円かかる」「かといって自分で作ると、思いどおりのデザインにするのが難しい」——ホームページ作りでこの2つの間に悩む方は少なくありません。その悩みに応えてくれるのが、ノーコードツールのSTUDIO(スタジオ)です。ノーコードとは、HTMLやCSSといったコードを書かずに、画面を見ながらの操作だけでWebサイトを作れる仕組みを指します。
私たち株式会社街中文学は、月間4,500万セッション級のメディアを含む企業のSEO支援を行いながら、自社でもこのメディアを運営してきました。その立場から見ると、STUDIOの解説記事でほとんど語られていない論点が1つあります。それは「無料プランのままだと、公開した後に何が起きるか」という点です。
この記事では、料金プランの中身と初心者向けの作成手順に加えて、無料プランで具体的に何ができないのか、公開した後に検索で見つけてもらうまでに何をすればよいのかまでをまとめました。読み終えたときには、自分がどのプランで始めるべきかを自分の言葉で説明できるようになるはずです。
企業サイト・LP・ECサイトを、事業の目的と顧客の動きから設計し、公開後の運用まで一貫して支援します。SEOやアクセス計測もあわせて整えたい方向けです。
先に結論|作るのは無料でできる。伸ばすには有料プランが要る
まず最初に、結論からお伝えします。
1つ目は、デザインして公開するところまでは無料プランで最後までできるということです。STUDIOの無料プランはデザイン機能に制限がなく、有料プランと同じように白紙から自由に組み立てられます。「お試し版だから途中で止まる」という心配は要りません。
2つ目は、検索から人を集めたいなら無料プランのままでは始められないという点です。公式サイトによると、無料プランではGoogle Search ConsoleとGoogle Analyticsのどちらにも連携できません。この2つは検索でどう見られているかを確認するための道具なので、無料のままだと公開後の数字を一切見られない状態になります。
3つ目は、プランを「値段」ではなく「目的」で選ぶという考え方です。試作したいだけなのか、名刺代わりに1ページ置きたいのか、検索から問い合わせを増やしたいのか。この3つで選ぶべきプランは変わってきます。
なお、企業のホームページ開設率について、総務省の令和6年通信利用動向調査報告書(企業編)では93.2%という数字が示されました。ただしこの調査の対象は常用雇用者が100人以上の企業であり、個人事業主や小規模な事業者は含まれていません。
9割以上という数字に急かされる必要はなく、自分の規模と目的で判断すれば十分です。(同調査の調査時点は令和6年8月末、有効回答は2,324社)
いまの状況によって、読むべき章は変わります。次の表から自分に近い行へ進んでください。
| いまの状況 | まず読むべき章 |
|---|---|
| まず触って試したい | 初心者の始め方(5ステップ) |
| いくらかかるのか知りたい | 料金プランと無料の範囲 |
| 検索から集客したい | 公開した後にやること |
| 他のツールと迷っている | プロの判断基準 |
STUDIOとは?他のノーコードツールとの違い
STUDIOは、コードを書かずにWebサイトを作れる日本発のノーコードツールです。同じノーコードでもWixやJimdoとは設計思想が異なります。この節では、その違いと主要4ツールの比較を見ていきましょう。
白紙からデザインできる自由度
WixやJimdoは、テンプレートをベースにカスタマイズしていく使い方が中心で、手軽な反面レイアウトの自由度には限界があります。STUDIOは、何もない白紙のキャンバスから自由にデザインを組み立てられる点が、これらのツールとの一番の違いです。
要素の位置や余白を細かく調整でき、スクロールに合わせた動きなども設定できます。そのぶん操作には少し慣れが必要ですが、見た目にこだわりたい方には有力な選択肢になります。
主要4ツールとの比較表
STUDIO・Wix・Jimdo・WordPressの4つを、選ぶときに気になる項目で比べてみました。それぞれ得意分野が違うので、自分が何を一番重視するかを基準に見てください。
| 項目 | STUDIO | Wix | Jimdo | WordPress |
|---|---|---|---|---|
| デザイン自由度 | 非常に高い | 高い | テンプレート中心 | テーマ次第 |
| 操作のしやすさ | 中〜やや難 | 易しい〜普通 | とても易しい | 慣れが必要 |
| SEOのしやすさ | 高い(有料プラン前提) | 中〜高 | 中 | 非常に高い |
| 日本語対応 | 完全対応 | 対応 | 対応 | テーマ次第 |
| ブログ機能 | あり | あり | あり | あり |
| 表示の速さ | 速い | 普通 | 普通 | テーマ次第 |
※「表示の速さ」は各社の公表情報と一般的な評価によるものです。
手軽さを最優先するならJimdo、ブログ記事を大量に積み上げたいならWordPressに分があります。STUDIOが光るのは「デザインの自由度」と「表示の速さ」の2つです。SEOのしやすさを「有料プラン前提」としたのは、次の章で説明するとおり、検索に関わる機能の一部が有料プランでしか使えないためです。
他のツールも含めた比較は初心者向けホームページ作成ツール比較で詳しく扱っています。無料ツール全体の選び方は無料ホームページ作成ツールのおすすめもあわせてご覧ください。
料金プラン|無料でどこまでできて、どこから有料か
STUDIOは無料プランから始められますが、プランによって独自ドメインの可否や公開できるページ数が変わります。この節では全6プランの内容と、無料プランでできること・できないことを整理しましょう。
全6プランの料金と上限
下の表は、STUDIO公式サイトに掲載されている料金と上限をまとめたものです(2026年8月時点)。料金やプラン構成は見直されることがあるため、契約前には公式の料金ページで最新の内容をご確認ください。
| プラン | 月額(年払い) | 月額(月払い) | ページ数 | CMS(モデル/公開アイテム) | 独自ドメイン | 301リダイレクト |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Free | 0円 | 0円 | 50ページ | 3/100 | — | — |
| Mini | 590円 | 1,290円 | 2ページ+404 | 3/100 | ◯ | — |
| Personal | 1,190円 | 1,720円 | 150ページ | 5/1,000 | ◯ | — |
| Business | 3,980円 | 5,460円 | 300ページ | 10/5,000 | ◯ | ◯ |
| Business Plus | 9,980円 | 12,900円 | 300ページ | 30/15,000 | ◯ | ◯ |
| Enterprise | 要問い合わせ | 要問い合わせ | カスタム | 無制限 | ◯ | ◯ |
個人やスモールビジネスなら、名刺代わりの1〜2ページならMini、複数ページの会社サイトならPersonal以上が目安になります。表にあるCMSとは、ブログ記事やお知らせのように同じ形式のページを増やしていくための機能のことです。
注意したいのが右端の301リダイレクトで、使えるのはBusinessプラン以上です。URLを変えたときに、それまでの検索での評価を新しいURLへ引き継ぐ設定なので、あとからサイト構成を変える可能性があるなら頭に入れておいてください。
無料プランでできること
STUDIOの無料プランは、「お試し版」と侮れない充実ぶりです。デザイン機能に制限はなく、有料プランと同じように白紙からのデザインができます。無料の範囲でできるのは、次のような内容です。
- デザイン機能はすべて利用できる(機能制限なし)
- STUDIOのサブドメイン(〇〇.studio.site)でサイトを公開できる
- テンプレートを使って作り始められる
- スマホ・PC両対応のレスポンシブデザインに対応
- 50ページまで公開できる
- 簡単なブログ(CMS)機能も使える
無料プランでできないこと
一方で、公式の料金ページには無料プランで利用できない機能が明記されています(2026年8月時点)。多くの解説記事では独自ドメインとバナー表示の2点だけが挙げられますが、実際の制限はそれだけではありません。
- 独自ドメインでの公開ができない(URLが「〇〇.studio.site」になる)
- サイトにSTUDIOのバナーが表示され、非表示にできない
- Google Search Consoleと連携できない
- Google Analyticsと連携できない
- 301リダイレクトが使えない
- 広告の計測タグを設置できない
- カスタムコードを追加できない
- サイト全体へのパスワード制限をかけられない
- バージョン管理でさかのぼれるのは1日間まで
注目していただきたいのが、太字にした3つです。Google Search Consoleは、自分のサイトが検索でどう見られているかを確認できるGoogleの公式ツールで、無料で使えます。
Google Analyticsは、訪れた人の数や動きを見るための分析ツールです。301リダイレクトとは、URLを変えたときに、それまでの検索での評価を新しいURLへ引き継ぐための転送設定を指します。
この3つが使えないということは、公開した後に「検索でどう見られているか」を確認する手段がないということです。順位が上がっているのか、そもそも検索結果に出ているのか、どのページが見られているのか。そのどれも分からないまま運営することになります。
なお、STUDIOの公式SEOページには、xmlサイトマップの自動生成、タイトルや説明文の設定、301リダイレクト、Google Search ConsoleやGoogle Tag Managerとの連携が機能として案内されています。つまりSTUDIO自体はSEOに必要な機能をひととおり備えているものの、そのうちいくつかは有料プラン、あるいはBusinessなどの上位プランでしか使えないという構造になっているのです。「STUDIOはSEO対策ができる」と「無料プランでSEO対策ができる」は、別の話だと考えてください。
Free→Miniでページ数が減る点に注意
プラン表をもう一度見ていただくと、気づく点があります。Freeプランは50ページまで公開できるのに対して、1つ上のMiniプランは2ページ+404ページまでとなっています。上位のプランに切り替えたのに、公開できるページ数が減るのです。
Miniはもともと、ランディングページのように1ページで完結するサイトを想定したプランです。そのため「独自ドメインを使いたいからMiniにしよう」と考えて切り替えると、Freeで作った複数ページが公開できなくなるおそれがあります。複数ページのサイトで独自ドメインを使いたい場合は、Personal以上を選ぶことになります。
この点は多くの解説記事で触れられていません。プランを上げる前に、自分のサイトが何ページあるかを数えておくと安心です。STUDIO以外の無料ツールもあわせて検討したい方は初心者向け無料ホームページ作成ソフトもご覧ください。
初心者の始め方|5ステップで最初のページを公開する
STUDIOでは、次の5つのステップで最初の1ページを公開できます。全体の目安は半日から1日ほどで、こだわり方によって前後する程度です。
| Step | やること | 目安の時間 |
|---|---|---|
| 1 | アカウントを作る | 約2分 |
| 2 | テンプレートを選ぶ | 約10分 |
| 3 | ボックスの考え方に慣れる | 約30分 |
| 4 | 文字・画像・色を差し替える | 数時間 |
| 5 | スマホ表示を整えて公開する | 約30分 |
Step 1:アカウントを作る(約2分)
まずはSTUDIOの公式サイトから、メールアドレスかGoogleアカウントで無料登録します。クレジットカードの登録は不要で、その場でエディタ(編集画面)が使える仕組みです。「とりあえず触ってみる」のに費用も手間もかかりません。
Step 2:テンプレートを選ぶ(約10分)
最初は「テンプレートから始める」のがおすすめです。コーポレートサイト、LP(1枚もののページ)、ポートフォリオなど、目的別のひな形から自分の用途に近いものを選びましょう。完成形に近い状態から手を入れられるため、ゼロから作るより早く進み、デザインの完成度も保ちやすくなります。
Step 3:「ボックス」の考え方に慣れる(約30分)
STUDIOのデザインは、「ボックス」という箱を組み合わせて作ります。大きな箱の中に小さな箱を入れ子にしていき、その中に文字や画像を入れていく、というのが基本の考え方です。
最初は少し戸惑うポイントですが、ここを理解すると思いどおりのレイアウトが組めます。公式のチュートリアルで一度なぞっておくと、その後がスムーズです。
Step 4:文字・画像・色を差し替える(数時間)
テンプレートの文字をクリックして自社やお店の情報に書き換え、写真を差し替え、色をブランドカラーに変更していきます。見出しとロゴを入れ替えるだけでも、ぐっと自分のサイトらしい見た目です。
この工程がいちばん時間を使います。操作そのものより載せる文章と写真を用意するほうに時間がかかるからです。着手前に、会社の説明文・サービスの内容・連絡先・写真をひととおり手元に集めておくと、作業が止まりません。
Step 5:スマホ表示を整えて公開する(約30分)
仕上げに、画面上部のボタンでPC・タブレット・スマホそれぞれの見え方を確認します。今はホームページを見る人の多くがスマホからなので、スマホでの見やすさは念入りにチェックしましょう。
文字が小さくないか、ボタンが押しやすいかを整えたら、「公開」ボタンを押すだけでサイトがインターネット上に公開されます。自分で作るか外注するかで迷っている段階の方は、Webサイトの作り方(無料ツールと外注の比較)もあわせてご覧ください。
企業サイト・LP・ECサイトを、事業の目的と顧客の動きから設計し、公開後の運用まで一貫して支援します。SEOやアクセス計測もあわせて整えたい方向けです。
公開した後にやること|検索で見つけてもらうまでの3手順
ホームページは公開した時点では、まだ誰にも見つけてもらえません。検索から人が来るようになるまでには、公開とは別の作業が必要です。この節では、公開直後にやるべき3つのことを、私たち自身の失敗も含めてお話しします。
検索エンジンに存在を知らせる(自動生成と送信は別)
STUDIOは、xmlサイトマップを自動で生成します。サイトマップとは、サイトにどんなページがあるかをまとめた一覧表で、検索エンジンに読ませるためのものです。自動で作られるのは便利な仕組みですが、ここに落とし穴があります。
サイトマップが自動で作られることと、検索エンジンがそのサイトを認識することは別です。作られた一覧表をGoogle Search Consoleから送信して初めて、Googleは効率よくページを見にきてくれます。
これは私たち自身が経験したことでもあります。当メディアは記事を175本公開していましたが、そのうち108本(全体の62%)がGoogleに認識すらされていませんでした。原因は記事の品質ではなく、Search Consoleへサイトマップを送信していなかったという、たった1つの手続きの漏れです。
SEOを本業にしている会社でも、この見落としは起こるのです。しかも無料プランでは、その送信も確認もできません。
- サイトマップは「ある」だけでなく送信されているかを確認します
- 送信したページ数と、実際に登録されたページ数の差を見ます
- 差が大きいときは、記事を増やす前にその原因を調べます
表示回数とクリック数を分けて読む
公開してしばらく経つと、「思ったより人が来ない」という状況にぶつかります。このとき最初に見るのは順位ではありません。Search Consoleの表示回数とクリック数の2つです。
順位は見る人・場所・端末によって変わるため、順位チェックツールの数字は自分のサイトの実測値ではありません。一方、表示回数とクリック数は自分のサイトで実際に起きたことの記録です。この2つを分けて読むと、直すべき場所が変わってきます。
| 数字の動き方 | 考えられること | 先に見る場所 |
|---|---|---|
| 表示回数もクリック数も少ない | そもそも検索結果に出ていない | 認識されているか、順位が届いているか |
| 表示回数はあるがクリックが少ない | 検索結果での見え方に課題がある | タイトルと説明文 |
| どちらも変わらない | 数字の揺れの範囲 | そのまま様子を見る |
この区別をしないまま本文を書き直すと、タイトルが原因だった場合には何も変わりません。どこが詰まっているかを先に決めてから直すという順番を大切にしてください。
変えたことを1行だけ残す
3つ目は、サイトに手を入れたら記録を残すことです。私たちが支援先にもお願いしているのは、日付・変更した場所・元に戻せるかどうかの3項目を1行だけ書くという運用になります。
順位や流入が落ちたとき、真っ先に開くのはGoogleの発表ではなく、この作業記録です。落ちた日と作業した日が重なっていれば自分たちの変更を疑い、離れていれば外部の要因を疑う、という順番で切り分けられます。
外部の要因は自分では動かせませんが、自分の変更なら戻せます。だから内側から消していくほうが早いのです。STUDIOの場合、無料プランでさかのぼれるのは1日間までなので、ツールの履歴だけに頼ると、数日後に気づいたときには戻せません。
STUDIOのメリットとデメリット
ここまで無料プランの制限を中心にお話ししてきましたが、STUDIOには他のツールにない強みがあります。良い面と注意すべき面の両方を見ておきましょう。
STUDIOの5つのメリット
- テンプレートに縛られず、デザインの自由度が高い
- 表示速度に定評がある
- 管理画面もヘルプも問い合わせも日本語で完結する
- 複数人で同時に編集でき、ファイルのやり取りが要らない
- ブログ(CMS)機能があり、記事を積み重ねられる
デザインツール「Figma」で作った案を、専用のプラグインで取り込むこともできます(取り込んだ後に調整は要ります)。複数人での同時編集は、デザイン担当と原稿担当が手分けして進めたいときに効いてくる機能です。
知っておきたい4つのデメリット
- 自由度が高いぶん、操作を覚えるのに時間がかかる
- プラグインで機能を後から足す仕組みがない
- 数百ページ規模の大規模なサイトには向かない
- コードを書き出して別のサーバーへ引っ越せない
操作の習得は、公式のチュートリアルや解説動画を見ながら手を動かせば乗り越えられます。得意なのは数ページから数十ページ程度の規模なので、自分が作りたいサイトがそこに収まるかを先に見極めておきましょう。
4つ目は特に重要です。STUDIOで作ったサイトは、HTMLなどのデータを書き出して別のサーバーへ引っ越すことができません。STUDIO上で運用し続けることが前提のサービスです。
将来的に別の環境へ移す可能性があるなら、契約前にこの点を理解しておいてください。移すとなればデザインを作り直すところからやり直しになります。
プロの判断基準|STUDIOで進めるか、別の手段にするか
ここまでの内容をふまえて、私たちが相談を受けたときに実際に使っている判断の順番をお伝えします。ツールの機能を比べる前に、自分の目的から決めるのが近道です。
判断を分ける3つの問い
1つ目の問いは、そのサイトで検索からの集客をするのかどうかです。するのであれば、計測できる環境が最初から必要になります。Search Consoleは、Googleが自分のサイトをどう見ているかを直接確認できる唯一の公式ツールであり、しかも無料です。
これを持たずに検索集客を始めるのは、計器を見ずに飛ぶようなものだと考えています。答えが「する」なら、無料プランは選択肢から外れます。
2つ目の問いは、1年後にそのサイトが何ページになっているかです。お知らせやブログを書き続ける予定があるなら、ページ数の上限とCMSの上限が効いてきます。2〜3ページで完結するのか、50ページを超えていくのかで、選ぶプランは変わってきます。
会社としてサイトを持つときの進め方は中小企業のホームページ作成で整理しました。
3つ目の問いは、そのサイトを直せる人が社内にいるかどうかです。STUDIOは自分で直せることが強みのツールなので、社内に触れる人がいるほど価値が出ます。逆に誰も触らないまま1年が過ぎるなら、ツール選び以前に、誰が更新するのかを先に決めるほうが先決です。
外部に任せる場合の判断軸はホームページ制作会社の選び方に、費用の考え方は個人事業主のホームページ作成費用にまとめています。
- 検索から集客するなら、計測環境が要ります
- 1年後のページ数を数えます(2〜3ページか、50ページ超か)
- 更新する人を先に決めます(決まらないならツールも決まりません)
目的別のプラン判断表
3つの問いの答えをプランに当てはめたのが次の表です。社内で相談するときの材料としてそのまま使えます。
| 目的 | 目安のプラン | 理由 | このプランで諦めること |
|---|---|---|---|
| まず操作を試したい | Free | デザイン機能に制限がなく、費用もかからない | 独自ドメイン、計測、バナーの非表示 |
| 名刺代わりに1〜2ページ置きたい | Mini | 独自ドメインが使えて費用も抑えられる | 3ページ目以降の公開、301リダイレクト |
| 複数ページの会社サイトを持ちたい | Personal | 150ページまで作れて独自ドメインも使える | 301リダイレクト(Business以上でのみ利用可) |
| 検索から問い合わせを増やしたい | Personal以上 | 複数ページを公開でき、有料プランの計測機能も使える | URL変更時の評価の引き継ぎ(Business未満の場合) |
| 記事を大量に積み上げたい | STUDIO以外も検討 | 記事中心の運用はWordPressに分がある | STUDIOのデザイン自由度 |
向いている人・向いていない人
ここまでの特徴をふまえて、STUDIOが向いている人とそうでない人を整理します。自分がどちらに当てはまるか、チェックしてみてください。
- 見た目やデザインにこだわりたい企業や個人
- 制作会社に頼む予算はないが、品質は妥協したくない方
- Figmaなどのデザインツールを使った経験がある方
- 数ページから数十ページ程度のサイトを作りたい方
- 公開後も自分で更新していきたい方
反対に、次のような方はSTUDIO以外のツールのほうが目的に合っているかもしれません。それぞれ相性のよいツールも挙げておきます。
- とにかく簡単に、最短で作りたい方 → Jimdoなど
- 本格的なネットショップを作りたい方 → Shopifyなど
- 記事を大量に投稿するメディアを作りたい方 → WordPress
- プラグインで自由に機能を足したい方 → WordPress
- 将来サイトを別の環境へ移す可能性がある方 → WordPress
今泉の視点:私は、検索から集客する予定があるなら最初から有料プランをお勧めしています。無料で作って後から上げればよいという考え方も分かるのですが、数字が見えない期間が長いほど、あとから見返したときに「あの数か月は何をしていたのか」が分からなくなるからです。月額千円台で計測環境が手に入るなら、私はそこを削りません。
STUDIOに限らず、無料で作るという選び方そのものの落とし穴は無料ホームページ作成のリスクにまとめました。
よくある質問

STUDIOは「デザインの自由度」を大切にしたい方に向いているツールです。まずは無料プランで操作感を試し、これなら使えそうだと感じたら、目的に合わせて有料プランへ切り替える——この流れなら無理なく自分のホームページを持てます。
ここまでが一般論としての整理です。実際にどのプランが最適かは、扱う商材・更新の体制・すでに作ったページ数によって変わります。具体的な優先順位のつけ方は個別の状況に強く依存するため、迷われる場合はご相談ください。
公開した後の集客の進め方はオウンドメディア完全ガイドで、集客につながるサイトの作り方は集客できるホームページ作成サービスで解説しています。
企業サイト・LP・ECサイトを、事業の目的と顧客の動きから設計し、公開後の運用まで一貫して支援します。SEOやアクセス計測もあわせて整えたい方向けです。
