今回はそういった悩みを解決します。
- 囲碁がつまらない理由は「考えることができないから」
- 囲碁に向き合うにはどうすればいいのか?
- より成果を出せる勉強法とは?
この記事を書いている僕は、囲碁歴18年の元県代表選手です。
しかし初心者の頃は全く上達せず、10級になるのに3年、初段になるのに8年かかりました。
たくさん遠回りして、過去の自分と今の自分を比べたときに何が一番変わったのだろうと考えたことをこの記事では書いていきます。
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目次
囲碁がつまらない理由は「考えることができないから」
目的がわかっていないとつまらなく感じる
囲碁がつまらなく感じる人は、「そもそも何をすれば良いのかわからない」という状態にあります。
囲碁は「着手禁止点を除いてはどこに打っても良い」という曖昧なルールなので、囲碁にあまり触れたことのない人にとっては
「何すれば良いの?」
っていう状態になってしまうんですね。
囲碁というと、碁盤の前でじっくり考える印象があるかもしれませんが、考えるためにはある程度の基礎知識が必要です。
石をどんな風に並べていくのか?
どんな流れで対局を進めるのか?
大まかにでも感覚を掴むためには実際に自分で体験するのがいちばんの方法です。
9路盤・純碁で囲碁を楽しむ方法
「どこに打ったら良いかわからない」
と思ってしまう人には、シンプルな囲碁を遊んでみるのをおすすめします。
9路盤は9x9の小さい碁盤なので考える範囲が狭くて、適当に石を並べててもある程度形にはなります。
純碁は盤に残った石の数で勝敗を決めるというシンプルなルールなので、「石を取られないように注意する」という明確な目標のもと対局をすることができます。
囲碁は基本的に石を取られると不利になるので、まずは自分の石が取られないように注意しましょう。
自分の石がちゃんと繋がっているか確認する(近くにある)
自分の石がいろんな場所に散らばっている
9路盤と純碁はどちらも「やるべきこと」がわかりやすいので、囲碁になかなか馴染めないという人はぜひ試してみてくださいね。
そもそもルールが怪しいという人は「ゆかり先生の頭がよくなる囲碁入門〈1〉」を読めばだいたいのルールは把握できるので、読んでみてくださいね。
プロの対局では効率性を求めて、取られない範囲で石を分散させることが多いです。
結論、囲碁を始めたての頃はちょっとつまらないです
囲碁が面白く感じるのは、「石の生き死に」を理解した頃からだと思います。
碁石は将棋の駒と違って全て同じ1つの石です。
打つ場所によって強い石にも弱い石にもなります。
だから最初は、「形の意味」が見えないと意味がわからなすぎてつまらなく感じるかもしれません。
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囲碁がつまらないと感じたらやめても良い
囲碁以外にも面白い趣味はたくさんある
それでも囲碁が面白くないという人は、無理して囲碁を続ける必要はありません。
囲碁はどうしても向き不向きがあるゲームで、合わない人は何をやってもつまらなく感じるのは良くあることです。どうしても楽しめない囲碁を引きずって消耗するくらいなら、将棋やチェス、あるいはサッカーやテニスなどやってみて自分に合う趣味を見つけた方が何倍も楽しい人生を送ることができると思います。
実際に僕は小学校から大学まで囲碁をやってきましたが、囲碁をやっているからといって特別扱いされたことはありませんでした。囲碁はライバルが少なくて実績が作りやすいので、表彰式に立つ回数がちょっと多かったくらいです。
さらに今の社会では30代から50代の囲碁人口は極端に少ないです。この世代は、囲碁に馴染みのある60代以上の高齢者層と、ヒカルの碁世代の20代との間の、空白の世代と呼ばれています。
したがってビジネスで考えても取引相手との共通の趣味が囲碁である可能性は低く、あえて囲碁を趣味として選択するメリットもそこまでないかなと感じます。
でも囲碁のルールがわかるとお得です
以上の理由から、囲碁がどうしてもつまらないならやめた方がいいです。
でも、僕がここでおすすめするのはルールだけ覚えてからやめることです。
今の社会では囲碁に興味を持っても囲碁に触れる機会がなくて諦めてしまう人がほとんどです。碁盤に向かう環境があるだけでもラッキーなことなので、今そのチャンスを活かさないと次はないかもしれません。
さらに今話題の「仲村菫さん」の影響もあって、今後囲碁が流行る可能性は十分にあります。囲碁のルールを知っている人は少ないので、ルールがわかれば先行者利益で思わぬ利益が舞い込んできます。
囲碁のルールは今後も変わることはないので、今覚えてしまえば死ぬまで囲碁を再開するチャンスがあります。ルールを覚えるだけなら3歳でもできることなので、この記事を読んでいるみなさんは絶対に囲碁のルールを理解することができます。
- 囲碁にこだわるメリットはそこまでない
- でもルールを知っていると今後得するかも
- 一番わかりやすいルールブックは「ゆかり先生の頭がよくなる囲碁入門〈1〉」です。
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囲碁の上達は段階式で、つまらない時期は必ず来る
囲碁の上達につまらなく感じる時期は必須です
囲碁の上達法は人それぞれあって、ネット上にはたくさんの体験談が飛び交っています。
どの経験談を見ても、どこかのステップで壁にぶつかっています。
囲碁では
「10級」「初段」「三段」「五段」「県代表」
の段階で壁があると言われます。
この壁は人それぞれで、1ヶ月で初段になる人もいれば10年かかって初段になる人もいます。
そして不思議なことに1ヶ月で初段になった人は三段から先に上がれなかったり、10年かかって初段になったらすぐに五段まで登りつめたりという人もいます。
たまに例外的に上達する天才がいますが、99%の人はどこかで大きな棋力の壁にぶつかることになります。
もっとも、一番難しいのは「ルールを覚えて囲碁デビューする段階」かもしれませんね。
もしあなたが今、棋力が全く伸びなくて悩んでいるなら、それは今後大きく成長するための最大の壁なのかもしれません。
独学で囲碁を勉強すると高確率で失敗する
実は棋力が伸び悩んだ時には2つのパターンがあります。
- 成長の壁にぶつかっている
- 勉強方法が間違っている
囲碁の世界って本当に残酷です。
特に地方の碁会所では教える人もいなくてそれぞれ我流の勉強法で教室を開いているところも多くあります。
しかし、囲碁は間違った方法で勉強すると、ある段階から全く伸びなくなります。
最近のアンケートでは囲碁歴は数年の人が多くて、全国の棋力平均は二段です。
もし囲碁はやればやるだけ強くなるというのであれば、「万年級位者」なんて存在しません。数年間、10年以上にわたって棋力が停滞しているのは方法が間違っていると言わざるを得ません。
ちなみに大人でも子供でも棋力の成長が止まることは起こります。
棋力の成長がなくなるとつまらないと感じたりやりがいをなくしてしまったりするので、かなり大きな問題です。
何年間も囲碁を続けていたとしても、それが間違った方向を向いていたら全く伸びなくなる。
という事実を受け入れて、正しい方向に努力するように心がけましょう。
とりあえずやってほしい囲碁の勉強法
正しい方向に努力するって言われても、何が正しいのかわからないですよね。
僕がおすすめしているのはたった2つの勉強法です。
- 一つの布石を徹底的に勉強して使い込む
- 基本死活を完璧にする
僕も高校時代、この考え方を取り入れて1年生の時は県大会で13位だったのが3年生では優勝するまでに成長しました。
囲碁インストラクターのバイトをした時もこの方法を積極的に取り入れて、生徒全員に「基本死活の宿題」を毎週出した結果、申し込み当時の棋力で提出した1ヶ月後の大会では全員が3位以内に入賞するという快挙を成し遂げました。
もちろん大会後も棋力は安定して伸び続け、今では高段者になったと聞いています。
「基本死活」は即効性もあって重要度も高いため、困ったらまず「基本死活事典」を読んでみることをおすすめします。(ステップアップ系の問題は難しいので、基本形のみを覚えること)
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囲碁がつまらないと感じる人へ
囲碁は実際に自分で体験してみることで理解が深まります。
しかし間違った方法で勉強すると伸び悩む原因にもなるので、きちんとした囲碁教室で習ったほうが上達も早くて楽しいし、いい友達ができるので長続きしやすいです。
今ではインターネットで囲碁を学ぶことができるので、地方であっても都会とほぼ変わらない勉強をすることができます。
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