卓上碁盤で囲碁の雰囲気を楽しむ！【初心者からプロまでおすすめ】

お手軽だけど本格的な碁盤が欲しいな

という方に向けた記事です。

碁盤は塩ビ製のものなら1000円から、本カヤは数百万までと、かなり幅広い値段のものが売られています。

今回紹介する卓上碁盤はその中でもお手頃で、本格的な碁盤で囲碁を打ってみたい人にぜひ試して欲しい碁盤です。

この記事では以下のことがわかります。

この記事を書いている僕は囲碁歴18年、元囲碁インストラクターです。
家には４種類の碁盤を持っていて、いつも場所と気分で碁盤を変えながら囲碁を楽しんでいます。

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この記事では僕がお気に入りの卓上碁盤から、コスパの良い卓上碁盤まで紹介します！

卓上碁盤で本格的な囲碁の雰囲気を楽しむ！【初心者からプロまでおすすめ】

卓上碁盤は、「折りたたみ機能のない碁盤」のことです。

卓上碁盤を買う人は、椅子に座って囲碁を打ちたい人、雰囲気のある本格的な碁盤で囲碁を楽しみたい人が多いです。

卓上碁盤はプロの公式戦でも用いられるほどの碁盤で、高級なものになると数十万円の値段がつけられています。

卓上碁盤は持ち運びには適さないですが、机の上に置くと凛とした雰囲気が出ます。値段も折りたたみ碁盤とさほど変わらない値段の碁盤も多いので、家だけでしか使わないという人は卓上碁盤の方がおすすめです。

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卓上碁盤でメインに使われるのは、「ヒバ」と「新カヤ」です。

上の写真の碁盤は「ヒバ」で、ヒバは新カヤとほぼ同じ感じです。ヒバと新カヤはどちらも明るい色みで木目がはっきりと見えるので、綺麗でかっこいい碁盤です。僕は新カヤのにおいが好きで、碁盤に顔を近づけると独特な木の匂いがほんのり香ります。

この香りをかぐとなんだかやる気が出てきて、棋譜並べも楽しくやっていた記憶があります。これは完全に個人の好みですが、アガチス（新桂）にはこの香りがなかったので、その辺もチェックしてみると面白いかもしれないですね。

木材の価値としては、【アガチス（新桂）＜新カヤ＜ヒバ】の順です。
アガチスの卓上碁盤は地方の囲碁大会でよく使われていて、安くて品質劣化が目立ちにくいので人気があります。コスパの良さを求めるならアガチス（新桂）の碁盤を買えばOKです。
【参考】新桂10号卓上接合碁盤

逆にヒバや新カヤはちょっと高級な碁盤で、日本棋院の対局会場だったり碁盤に思い入れのある碁会所だったりはよく使っていますね。個人でも碁盤でモチベーションを上げたい人には昔から人気の高い種類です。

打ち心地はやはりヒバ、新カヤの方が柔らかみ、碁石を打った時に少しだけ沈む感じがして柔らかい印象を与えます。
対してアガチスは手応えが硬めで、打った時に乾いた音がなるのが特徴です。

卓上碁盤は縦と横のサイズは同じですが、厚みには若干の違いがあります。

卓上碁盤の正規サイズは縦46cm、横42cmです。

厚みには10号（1寸）、20号（2寸）などがあり、1寸＝27mm、2寸=57mmとなっています。15号の碁盤も多いですが、15号では約40mmです。

碁盤の厚みは薄い方が持ち運びやすさや片付けやすさで便利ですが、厚みがある方が碁盤らしくてかっこいいです。

卓上碁盤はちょっと高級なので、中にはお手入れが必要なものもあります。

「詳しくわかる！おすすめ碁盤の選び方【囲碁初心者でも大丈夫】」でも紹介していますが、碁盤のお手入れに必要なものはありません。碁盤は乾いた柔らかい布で優しく拭き取るだけで十分です。

絶対にやってはいけないのは水拭きで、碁盤にカビが生える原因になってしまいます。

もしどうしても取れない汚れがあるときは専用の将碁屋椿油を使うと良いようです。

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卓上碁盤と折りたたみ碁盤はどちらも机の上に置いて椅子に座って対局できる碁盤です。碁盤を選ぶとき、よく卓上碁盤と折りたたみ碁盤で悩んでしまうので、ここでは両者の違いをはっきりと見分けておきましょう。