今日はこのまえ後回しにしていた
大ナダレについてです!
現段階の研究では難解なうえにはっきり得するわけでもないので、打たれることが少なくなってきています
大ナダレ定石とは
①
このような定石ですね。
今ではあまり打たれなくなった定石ですが、非常に面白い変化を含んでいます。
打たれなくなったからこそ、研究してうまく相手をはめることもできますね。
ぜひお楽しみください!
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①大ナダレ定石を避ける打ち方
②
これは小ナダレ研究 を参照して頂けると、黒が利かされていることがわかります。
たくさん這ってよいのは4線以上と覚えておきましょう
②大ナダレ定石のまとめ
③
ということで、はねるのが気合。
これが超難解定石でお馴染みの大ナダレです
主に打たれるのは4通り。
内曲がり大ナダレ定石
④
1と曲げるのが内曲がり定石。
お察しの通り、内曲がりと外曲がりがあります。
⑤
切ってから曲がりが手順です。
このあとにパターンあるので、以下示します
内曲がり大ナダレ定石パターン1
⑥
3のハネはコウ味を残したもので
⑦
黒が隅を取ると、将来的にヨセコウになります
内曲がり大ナダレ定石パターン2
⑧
黒のツギにハネもあります。
白13まで1本道。
このあと
⑨
あるいは
⑩
これが一般的です
内曲がり大ナダレ定石パターン3
⑪
ハイも考えられます
内曲がり大ナダレ定石パターン4
⑫
空中戦が好きな方はこんなのも
不確定要素が多いため力が問われます
大ナダレは変化が難しいですが、
研究していくうちにこういう手筋があるんだなぁと、ひとり感心していました(笑)
大ナダレ自体、得すると断言できないので打たれなくなり
主流はここまで紹介したものばかりです。
ここから先はマニアックな定石です
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(2)外曲がり大ナダレ定石
⑬
内曲がりよりも古い定石。
この形が主に打たれていましたが、呉清源先生が内曲がりを発見して以来大ナダレは減少したと言われています
⑭
対して白は切る一手です。
このあと
⑮
あるいは
⑯
このような打ち方があります
はっきり言って、どちらも持ちたくないです(笑)
また
⑰
アテ1本で隅を取る変化もあります。
外曲がり大ナダレ定石の変化
⑱
まだあります。
つけもなかなか有力な手ですが
⑲
これは白持ちの意見が多いようです。
黒は工夫して
⑳
こうなれば黒のほうが白を圧迫しているので
アテを利かしたいところですが・・・・
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2のデがいい手順で
黒が無理なようです。
そこで生まれたのが次図
大ナダレ定石の大発見
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ここに切る妙手が発見されました
その意味は・・・
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あるいは
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このような進行が一般的ですが次に
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アテを打つことができます。
手順を変えて・・・
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切っても事情が異なります。
キリの効果で4の曲がりが先手となっているため白の反発は成立しません。
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