今日のテーマはコウです。
最初にお断りしますが
ややこしいこと書きます。
計算系が苦手な方は記事のまとめページからお好きな記事を探してくださいね。
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目次
囲碁のコウの価値
突然ですが、このコウの価値は何目でしょうか?
正解は
7目3分の2です。
では、実際に数えてみましょう
コウの計算(1)白が勝ったとき
白は1手で白地が11目できました。
(黒石5こ取る=白地10目)
コウの計算(2)黒が勝ったとき
黒は2手かけて黒地12目を作りました。
(白石6こ取る=黒地12目)
これらをあわせて考えると
3手で11目+12目=23目の出入りが生じました。
(白は1手で解消できるけど黒は2手かかる)
すなわち
1手あたりの価値は
23÷3=7 あまり 3分の2
よってコウの価値は7目3分の2となるのです。
これだけの話なのです。
割り算ができればだれでも答えは出せます。
囲碁コウの計算練習
コウの計算(1)白が勝ったとき
黒地0目
白地2目
コウの計算(2)黒が勝ったとき
黒地17目
白地 0目
よって、3手で19目の出入りなので
19÷3= 6 あまり 3分の1
なので6目3分の1となります。
コウは実践でたくさん出てきます。
いちいち計算するのも大変なので実践で出るものは覚えておくと、より効率的に打ち進めることができます。
たとえば
2子ツギと3子ツギどちらが大きい?
2子ツギは4目ですね。
3子ツギは3目6分の5です。
よって、2子のほうをつないだほうが6分の1目得なのです。
知ってるだけで得するなんて、お得だと思いませんか?
気になったらぜひ勉強してみてくださいね
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囲碁のコウを含む目算
早速、この黒地は何目でしょう?
みなさんは黒地が見えましたか?
では、出入り計算をしてみましょう。
コウの計算①白が勝ったとき
ご覧のとおり白は1手で解決
黒地0目
白地0目
です。
コウの計算②黒が勝ったとき
黒は2手かけて白石1個とったので
黒地1目
白地0目
です。
①、②から
3手で1目の出入りが生じたので
コウの価値は1/3目です。
つまり
ココには、黒地1/3目があるのです。
では、これからその証明をしましょう。
囲碁のコウの計算実戦例
1/3目が3つあるこの状態
計算上、1/3が3個あるので黒が1目得するはずですね。
手番は関係ないです
コウの計算(1)黒番のとき
黒は白石1個取ったので+1目
白はつないだだけなので+0目
よって、黒は1目得しました!
コウの計算(2)白番のとき
黒は白石1個取ったので+1目
白はつないだだけなので+0目
よって、黒は1目得しました!
(1)、(2)より
計算が正しいことがわかりました。
囲碁のコウの計算応用問題
黒地1/3目のこの状態から
黒が1子取る手は何目でしょう?
ヒント:1/3より少し大きいです
黒が取ると
この図になります。
黒は白石1個取ったので1目得しました。
もう一度この図を見てみます。
黒が取ったあとに、白地が1/3目できてますね。
よって、白地は1/3目増えました。
したがって
黒は1目増えて、白も1/3目増えたので
1-1/3 = 2/3
よって、取る手は2/3目です。
囲碁のコウの計算発展問題
では、更に発展させてみましょう。
この黒1は何目でしょうか?
コウの計算①黒が打ったとき
黒地1/3目
白地0目
コウの計算②白が打ったとき
黒地0目
白地1目
よって、
黒地は1/3目増えて
白地は1目減るので
黒1は1目1/3の手です。
ちなみに
これは1目半です。
黒1の後、白地は半目。
黒が打つと0目、白が打つと1目
白が1に打つと白地2目なので
その差で1目半ですね。
その差はわずかに1/6目ですが
この積み重ねが半目勝ちを呼び寄せます。
難しい内容ですが
一度理解すれば心強い武器となります。
ゆっくり考えて勉強してみてくださいね!
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