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中国留学の授業は、自分のレベルにあった内容を中国語で勉強するので、しっかり復習しておけばそんなに心配はいりません。
この記事では、復旦大学に通う4人の日本人留学生にアンケートをとって、各クラスの雰囲気と授業内容を紹介してもらいました。
英語文学専攻の大学生、Fクラス(中級)です。
日々の授業は大変だと感じていますが、友達との時間を楽しく過ごしています。
経済学部卒の社会人、Gクラス(中上級)です。
会社からの派遣で留学しています。
座学よりは外に出るのが好きで、積極的に現地のお店を開拓しています。
中国語学部の大学生、Iクラス(上級)です。
宿題や復習が多くて大変ですが、中国では日本の大学で学べなかった新しいスキルも身につくので、自分なりの勉強法を探しつつ日々頑張っています。
中国語学部卒の社会人、Iクラス(上級)です。
駐在員として中国に来ており、今は準備期間として中国語を学んでいます。
普段は友達との旅行や現地のスポーツクラブの活動を楽しんでいます。
加えて、僕、医学系大学院生、Iクラス(上級)の感想も加えてお届けします。
この記事では復旦大学の授業を徹底的にレビューします。
ゆうきの中国語
ゆうき
yuki
ブログやYouTubeで中国語についての情報を発信しています。YouTubeとWeiboを使って中国語を独学しました。中国語が好きです。2019年4月HSK6級・2019年9月〜2020年1月復旦大学へ留学。現在、中国語検定準1級目指して勉強中!
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中国留学の授業のカリキュラム
中国留学では、基本的に北京語言大学出版の教科書に沿ってカリキュラムが組まれます。
クラス分けの細かさはそれぞれの大学によりますが、初級、中級、上級クラスでのカリキュラムは同じ科目が組み込まれています。
クラス分けについては「中国留学のクラス分けは心配無用です!各クラスの語学レベルを紹介!」の記事を参考にしてくださいね。
それぞれのクラスと、授業の科目は以下の通りです。
こちらの表に示すように、各クラスによって授業はかなり違いますね。
授業は1コマ45分で、基本的に2コマ同じ授業が連続してあります。
細かい授業は大学によって異なるようです。
また、初級クラスのカリキュラムも大学によって若干異なります。
▼復旦大学のAクラス(入門)の時間割です。
▼復旦大学のDクラス(初中級)の時間割
こちらは同済大学に通う友達の時間割です。
同済大学はクラス数、授業時間、科目名も復旦大学と若干異なります。
周一 | 周二 | 周三 | 周四 | 周五 | |
---|---|---|---|---|---|
1,2限 8:00~9:35 | 高级汉语 | 写作 | 高级汉语 | 写作 | 高级泛读 |
3,4限 10:00~11:35 | 高级汉语 | 视听说 | 高级汉语 | 高级汉语 | 视听说 |
各クラスの授業のようす
今回は、各クラスの友達に授業の様子を教えてもらいました!
一つ一つの授業ごとにポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
※授業の難易度や大変さには個人差があります。
※全て復旦大学の授業の様子なので、他の大学の授業の内容と若干異なることがあります。
Fクラス(中級)の授業
Fクラスの平均レベルは、HSK5級くらいです。
22人中、日本人は5人。
欧米系の学生が多く、休憩時間には英語での会話が多いそうです。
日本人はあまり固まることなく外国人と交流していますが、英語のでのコミュニケーションはちょっときつめ。
とはいえ、きちんと中国語を使って友達を作ったり、一緒に遊びに出かけてたりしているようです。
私は大学3年生で、HSK5級を取得してから留学に来ました。
筆記が得意な分、リスニングとスピーキングが苦手です。
Fクラスは欧米系の学生が多く、みんなのスピーキング力に圧倒されます。
授業では周りとのレベル差を実感してつらくなってしまうこともあります。
それでも同じクラスの友達と中国語を使って仲良くなれたり、本科生の友達と仲良くなったり、充実した日々を過ごしています。
Fクラス(中級)の精读(精読)
授業内容 | 文法と単語の使い方 |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x8コマ(週4日) |
レベル目安 | HSK6級 |
宿題 | 単語15個、それを使った文章を作る |
大変さ | ★★★ |
Fクラスの精读は、先生がすごくいい人!
発音がしっかりしていて、説明がわかりやすいです。
授業内容は、文法と単語。
先生の説明を聞くことが多いですが、習った単語で文章を作り、発表する機会もあります。
授業は毎日あるのでこの宿題は毎日ですが、そんなに大変には感じません。
読解は日本人にはやりやすいようです。
Fクラス(中級)の泛读(速読)
授業内容 | 速読 |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x2コマ(週1日) |
レベル目安 | HSK5級程度 |
宿題 | 授業中の演習のこり |
大変さ | ★★ |
泛读とは、文章の構造を素早くつかむ力を養う授業です。
テキストの文章を数分で読み、それに対する問題を解きます。
ちょっとやさしめの教科書で、レベルはHSK5級くらい。
授業はスピーディーに進むので、当てられて間違えてもそんなに目立たないのがちょっと嬉しい。
ちなみにこの科目だけ、テキストに答えがついています。
Fクラス(中級)の口语(スピーキング)
授業内容 | スピーチ、討論、発言 |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x4コマ(週2日) |
レベル目安 | 比較的言いたいことが言える |
宿題 | なし |
大変さ | ★★★★★ |
一番大変なのが、口语です。
クラスメートの中には、「両親が中国人だけど読み書きができないせいで中級クラスにいる子」がいるので、スピーキングの授業ではその子達が無双します。
毎回授業の初めに3,4人が自分の国の文化を紹介するテーマで発表をします。
発表内容は自分の国の文化の紹介。
授業中の討論な発言も異文化紹介が多く、日本についての知識も多少は必要とされます。
先生は教科書にこだわることはなく、その場その場で先生から話題を振られるので、しっかり聞いてついていかないといけません。
宿題はないのですが、毎回の授業で即興でテーマを与えられて発言しないといけないので、スピーキングが苦手な私はちょっとつらく感じてしまいます。
Fクラス(中級)の听力(リスニング)
授業内容 | リスニング教材、討論 |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x4コマ(週2日) |
レベル目安 | HSK6級程度 |
宿題 | あんまりない |
大変さ | ★★★★ |
リスニングの授業では基本的に、CDを聞いてそれに対する問題を解きます。
ただ、Fクラスのリスニングの先生はオリジナリティのある授業をする先生で、初回の授業の時に劇をやらされました。
4人グループになって、日本の幼稚園の紹介をしたのですが、かなり難しかったです。
他にも、授業中に討論の時間があったり、リスニング以外にスピーキング要素も取り入れています。
この授業もスピーキングが得意な欧米系の学生が活躍するので、日本人にとっては大変です。
Fクラス(中級)の写作(作文)
授業内容 | 宿題の間違い修正、問題を解く、短文を作る |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x2コマ(週1日) |
レベル目安 | HSK5級くらい |
宿題 | 好きな写真をテーマに400文字の作文 |
大変さ | ★★★ |
宿題が大変な授業です。
毎週、400文字の作文があります。
うちのクラスは1週間後が締め切りですが、他のクラスでは2日後が締め切りになっていたりして、かなり慌てて作文を書いているようです。
内容的にはHSK5級の作文問題の練習だと思われる内容で、すでにHSK5級を取得している人や、筆記が得意な人にはそこまで負担にならなそうです。
Gクラス(中上級)の授業
中上級のGクラスのレベルはHSK6級にもう少しで受かるくらいです。
21人中、日本人は7人。
日本人同士で固まるのはあまり見かけません。
休憩時間は日本語がほぼ聞こえず、みんな中国語での会話に取り組んでいます。
とはいえ、最近少し英語が増えてきたように感じます。
僕は7年前に大連へ1年間留学して、社会人になった後、会社から派遣されて再度復旦大学へ留学に来ている会社員です。
以前HSK6級を取得しましたが、中国から離れた社会人生活の中で衰えた中国語をもう一度鍛え直すため、会社から派遣という形で留学させていただいています。
クラスメートは大学生ばかりなので馴染むのに少し苦労しますが、いろんな人生背景を持つ刺激的な仲間と毎日勉強できることに感謝しています。
Gクラス(中上級)の精读(精読)
授業内容 | 文法、単語 |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x8コマ(週4日) |
レベル目安 | HSK6級 |
宿題 | 単語暗記 |
大変さ | ★★★ |
ひたすら先生が話して、自分たちは座って聞いているだけです。
練習問題を解くときは少し当てられるので、準備が必要です。
そんなに大変な授業ではないので、予習1時間、復習1時間もあれば十分ついていけます。
Gクラス(中上級)の泛读(速読)
授業内容 | 速読 |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x2コマ(週1日) |
レベル目安 | HSK6級くらい |
宿題 | 授業中の演習の残り |
大変さ | ★★ |
日本人が得意なのが泛读です。
与えられた文章をいかに早く読み、全体の内容を大まかに掴む能力を鍛えます。
いつもやっている教科書では10分で500文字の文章を読み、それに対する問題を解いていきます。
宿題はこの演習問題の終わらなかった分ですが、いつも授業中に解き終わるので宿題にはなりません。
Gクラス(中上級)の口语(スピーキング)
授業内容 | スピーチ、討論 |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x4コマ(週2日) |
レベル目安 | 比較的言いたいことが言える |
宿題 | テキストの文章を2つ録音して送る |
大変さ | ★★★★ |
毎回の授業で、2,3人がスピーチを行います。
スピーチの内容は自分の国の文化紹介で、僕は地下鉄の紹介をしました。
教科書を真面目にやらず、その場その場で先生から話題を振られます。
やはりスピーキングの授業は日本人は苦しそうで、Gクラスではトルコ人、ロシア人がよく話せている印象です。
全体的に、やはり欧米系の学生はスピーキングが上手です。
宿題はテキストの文章を録音して先生の送るのですが、大変そうに見えて実は読むだけなのですぐ終わります。
Gクラス(中上級)の听力(リスニング)
授業内容 | HSK5級の過去問、リスニング教材 |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x4コマ(週2日) |
レベル目安 | HSK5級 |
宿題 | なし |
大変さ | ★★★★★ |
一番きついのがリスニングの授業です。
1コマ目の45分はHSK5級の過去問を解き、2コマ目の45分は教科書の問題を解きます。
ひたすらCDを聞いて問題を解くスタイルで塾っぽい雰囲気で、あんまり好きじゃありません。
宿題はないので復習として、授業でやった部分をもう一回解いたりしています。
Gクラス(中上級)の写作(作文)
授業内容 | 作文のテンプレート、作文 |
---|---|
1週間の授業数 | 45分x2コマ(週1日) |
レベル目安 | HSK6級 |
宿題 | テンプレートに沿った構成で600文字の作文 |
大変さ | ★★★★ |
授業では、作文のテンプレートをよく習います。
起承転結を踏まえて、どのように文章を構成すれば良いのかがわかるようになります。
HSK6級の作文では、要約を400文字書かなければいけないので、この授業はHSK6級対策をしていると感じます。
宿題が結構大変で、書いた作文は次の授業で発表したり、先生から添削してもらってそれを復習したりします。
Iクラス(上級)の授業
Iクラスは、HSK6取得済みのクラスです。
10人中、5人が日本人です。
クラスメートの9割が、両親が中国人、小学生の頃中国に住んでいた、大学の専攻が中国語、など、中国語に対して深い理解のある方々です。
みんな中国語ぺらぺらで、会話にはほぼ問題ありません。
クラス内で英語で会話する、というシーンは一度も見たことがないです。
ただし日本人が半数を占めるので、クラス内では日本語の会話が多めです。
友達も自然と日本人が多く、中国語に触れる機会が少ないです。
とはいえ中国語ぺらぺらな人ばかりなので、日本人と一緒にいても相当な刺激になるし、勉強になることばかりです。
ちなみに他のクラスが週20コマに対して、Iクラスは週14コマ。(なんで少ないのかは不明)
木曜日が全休なので、みんな喜んでます笑
僕の中国語レベルでは、やはりクラスメートには全然かないません。
最初はネイティブ並みのクラスメートにドン引きもしましたが、最近は逆に開き直って、堂々と授業に臨めるようになりました。
授業についていくのは大変だけど、こんなにすごい人たちに囲まれた環境で勉強できることには感謝しています。
Iクラス(上級)の精读(精読)
先生の名前 | 阴祖坤 |
---|---|
授業内容 | 単語の使い方、用法 |
1週間の授業数 | 45分x8コマ(週4日) |
レベル目安 | HSK6級より難しい |
宿題 | 単語10~20個、練習問題 |
大変さ | ★★★ |
基本的に座って先生の話を聞くことが多い授業です。
先生の説明がわかりやすくて、みんなから評判が良いです。
他のクラスの人からも聞いたのですが、阴先生の授業は本当に分かりやすいと、みんなお気に入りみたいです。
練習問題の難易度は、満場一致の意見でHSK6級よりもはるかに難しいです。
特に四字熟語がよく出てくるので、その意味を調べて穴埋めするのはめっちゃくちゃ難しく、ほぼネイティブの人でさえ間違えることがあります。
一つ一つの単語について細かい意味を紹介してくれたり、似ている単語との使い分けを理解したりできるので、中国語の理解度が格段に上がります。
復旦大学では精读の先生がそのクラスの担任をしています。
上級クラスの精読を担当してくださった阴祖坤先生は、僕たちI1クラスの担任の先生で、コロナウイルスで大変な時期も僕たちのことを心配し、たくさんのトラブルを解決してくださいました。
他のクラスの学生さんに聞いても阴祖坤先生の教え方が一番わかりやすい、授業がうまいと言う意見が多くて、授業人気度は1位でしょう。僕も阴祖坤先生の授業がわかりやすくてすごく好きでした。
その代わり阴祖坤先生は喋るのがちょっと速め。単語の発音が連なる時もあり、たまに聞き逃すことがあります。最初の方、実は自分の名前呼ばれてるのもわからなかったです笑
でも生徒のミスを責めたりできないことを叱ったりすることは絶対にないので、わからない時は素直にわからないといえば、持ち前の授業力ですごくわかりやすい説明をしてくれます。
笑顔が明るくてやさしくて、でも授業を真面目に受けないとしっかり注意する、とても頼りになる先生です。
僕はお世話になりすぎて、もう阴祖坤先生には頭が上がりません。
Iクラス(上級)の报刊阅读(ニュース読解)
先生の名前 | 王依婷 |
---|---|
授業内容 | 教科書のニュース速読、文法確認 |
1週間の授業数 | 45分x2コマ(週1日) |
レベル目安 | 一般のニュース記事 |
宿題 | 演習問題の残り |
大変さ | ★★★ |
先生が可愛くて大人気。
しかし授業はスピーディーでバンバン当てられるので、油断できません。
毎回の授業で1人、自分で選んだニュースを発表します。
前もって先生にニュースを送り、先生がそれをレジュメとして配ってくれます。
発表者はニュースの概要を説明した後、質問を2つ提示します。
その後、3、4人に分かれてそのニュースについて討論する時間があります。
この時間は好き勝手に討論するので、休み時間のおしゃべりに似てます。
わいわい盛り上がるので、結構楽しくて好きな時間です。
討論はだいたい20分くらいで終わり、そのあとは速読に入ります。
速読は教科書に載っているニュース記事を指定の時間で読み、そのあと問題に答えます。
問題はかなり難しい。正直、4つの授業の中で一番難易度が高いんじゃないかっていうくらい、難しい単語が頻出します。
それでも先生がポイントを押さえて解説してくれるので、少しずつ知識が溜まっていきます。
王依婷先生は、頭がとても良い印象を受けます。授業の時もスピーディー、雑談の時もすごく考えてるなって言う発言が多いです。
教員の中では一番若い先生で、笑いのツボや興味関心が学生に近く、授業中の雑談もわりと盛り上がれます。授業中に中国で流行っている動画をみんなに見せてくれたこともよくあります。
そして、王依婷先生は日本語がめちゃくちゃ上手です。
休み時間やクラス会では日本人留学生にこっそり日本語を喋ってくれます。エレベーターの前で「乗りましょ」と言われたときは、自然すぎて違和感を感じませんでした笑
(上級クラスの学生にはあんまり喋ってくれなかった笑)
嵐の大ファンらしく、嵐のテレビ番組を見て、自分で日本語を勉強したのだとか。。。
王依婷先生は大学で英語関係の専攻で、独学で日本語を学び、復旦大学で中国語の教員をすると言う、語学に関してかなり知識のある先生です。勉強法の悩みなど、しっかり聞いてアドバイスしてくれます。
学生との距離も近い先生なので、たくさん話してみてくださいね(中国語で)
Iクラス(上級)の社会焦点(スピーキング)
先生の名前 | 徐晓羽 |
---|---|
授業内容 | スピーチ、教科書の話題を討論 |
1週間の授業数 | 45分x4コマ(週2日) |
レベル目安 | みんなほぼペラペラ |
宿題 | たまにスピーチの用意 |
大変さ | ★★★★ |
僕が一番大変だと感じるのは、やはりスピーキングの授業です。
スピーキングの先生は、ゆっくりでもちゃんと文法に沿った言葉を喋るとニコニコして聞いてくれます。
その代わりぐちゃぐちゃな文章を喋ると、ちょっと怒られます。
僕を含めスピーキングが苦手な学生は、ノートにメモしつつ喋るなど工夫するなどしています。
僕のクラスでは特にどこの国の人がスピーキングがうまいという区別がありません。
それぞれに背景があるので、できる人はできる、という感じです。
上級クラスはスピーキングの授業名が違いますが、これはスピーキングだけど、社会問題に関して自分の意見を言う授業です。
授業内容はわりと教科書に沿って進められて、教科書の題材に合わせたスピーチや発言があります。
スピーチは前もって告知されるので、僕は毎回原稿を用意しています。
クラスメートのほとんどは原稿なしでペラペラ喋ってますが、これにはいつも感心するばかりです。
瞬時に文章を作って自分の意見を伝えるのって、思っている以上に難しいことです。
でも僕もこの授業を通して、中国語がちょっと口から出てくるようになりました。
私もスピーキングが一番大変だと感じます。
瞬時に文章を作るのは、相当な慣れが必要だと感じます。
徐晓羽先生は、ベテランの先生です。なんと、僕たちの精読を教えてくれている阴祖坤先生の恩師でもあるらしい…!
雰囲気が厳しくて、仕事とプライベートの区別をはっきりつける人なので学生との距離は遠めですが、この先生の実力は誰もが認めるほど優秀な先生です。
さらに、僕たちのリスニング教材の編集者3名のところに徐晓羽先生の名前があるのを見つけました。クラスの中でも徐晓羽先生って絶対すごい人だよねと言う噂が終始絶えませんでした。
授業はちょっと大変かもしれないけど、僕はこのfに当たったらラッキーだと思います。徐晓羽先生のやり方に素直に取り組めば、中国語は驚くほど伸びます。と言うか、伸びました。
名門の中学校を卒業したらしく、名門大学に知り合いが多数いて、海外経験も多いとか。。。あんまり雑談には応じてくれないですが、ちょっと話してみたいところではあります。
この先生から習った勉強法を「中国語のスピーキングが急成長した中国留学中の勉強法【日本にいても真似できる】」の記事にまとめたのでぜひ読んでみてくださいね。
Iクラス(上級)の新闻听力(ニュースのリスニング)
先生の名前 | 王䔰 |
---|---|
授業内容 | CDやニュース番組のリスニング |
1週間の授業数 | 45分x2コマ(週1日) |
レベル目安 | HSK6級よりはるかに難しい |
宿題 | 自分で好きなニュースを調べてディクテーション+要約と感想 |
大変さ | ★★★★ |
実は、ネイティブと学習者の一番の違いを感じる科目が、リスニングの授業です。
授業では教科書のCDを聞いて問題を解いたり、先生が持ってきたオリジナル教材を聞いて質問に答えたりします。
この先生はニュースにすごく詳しい印象があり、毎回、新しいニュースをみたかどうかチェックされます。
実際のニュースを見るのはCDを聴くのと大違いで、実践的な中国語能力が鍛えられます。
流石に中国生活経験がある人や、家で中国語を使ってる人たちは、しっかり聞き取れています。
一方で大学で中国語を勉強した人や独学した人は、ちょっと苦労しています。
ニュースには独特な表現があるので、たくさん聞いて慣れていくしかないのかなと思います。
宿題は、1分くらいのニュース番組のディクテーションと、その概要と自分の感想を書くことです。
僕はこの宿題に1時間半はかかってしまいます。
週1回ながら、結構大変です。
僕はリスニングの授業が一番大変だと感じます。
自分の実力が追いついていないのをハッキリと感じるだけでなく、宿題にも時間がかかります。
王䔰先生は、お世話焼きの先生っていう感じです。なんだか小学校の時の先生を思い出しました笑
担任を持っていたFクラスの学生からはかなりの人気があったらしい。たぶん相当学生の悩みを聞いてくれたのでしょう。
実はお子さんがいるらしく、毎日お子さんの送り迎えをしながら大学の教員をやってるらしい。その生活はかなり大変なものだと聞きました。
王䔰先生は学生から積極的に発言したり、授業に参加する姿勢を見せてくれるのが好きなので、王䔰先生の授業では聞かれる前に自分から発言してみるとかなり好印象をもらえます。
あと、席が前の人を当てる確率が異常に高いです。一番前の席の人は毎回当てられますが、その分すぐに名前を覚えてもらえます笑
中国留学中の勉強環境
こちらは僕が留学していたときのスケジュールです。カフェが大好きで、留学後半はいつもカフェに通ってましたね。
まずは僕が中国生活の中で意識して勉強している内容を紹介します。
中国で中国語の勉強をするには、次のような種類があります。
- 学校の授業で学ぶ
- 授業の予習・復習で理解を深める
- 留学生や中国人相手に実践する
学校の授業
大学の授業ではHSKを意識した授業が多く、ほぼ全ての授業で宿題が出ますが、大変だと感じる宿題は滅多に出ません。
むしろ宿題は1時間あれば終わるものが多く、割と暇している人が多いです。
語学生は大学での授業数が少なく、多くの場合は午前中だけで終わったり、遅くても2時過ぎには学校が終わります。
だから本気で中国語を伸ばすなら、学校以外の場所でどんな勉強をするのかにフォーカスする方が効果的です。
授業の予習・復習は忙しくない
大学の授業をもっと効率的に受けるには、予習復習が効果的です。
これは中国留学に限らず、日本での学生生活の中で何度も耳にした話だと思います。
中国留学の授業では予習必須というわけではなく、次にどんな内容があるのか、軽く目を通しておくだけである程度ついていけます。
僕はスピーキングの授業が苦手なので、前の授業で次回の話題を提示されたら、ノートに話す内容を全文書くようにしています。
先生も原稿を書くことを推奨していて、正しい言葉を喋る練習になるので効果があるそうです。
なんとなく、喋る時に正しい語順に注意する癖がついたように思われます。
ちなみに僕は復習の方に力を入れており、授業で出てきたわからない単語を調べたり、教科書を読み直して表現の確認をしています。
僕の周りでは予習復習に追われて生活が苦しくなっている人はいないので、ある程度気楽に考えても良さそうです。
メインの勉強は自分で決める
中国留学に来る場合は、自分が目標とする資格の参考書を持ってくるべきです。
大学の授業は少なく、宿題もそこまで大変ではないので、達成したい中国語の資格のためには自分で勉強するしかありません。
僕は留学中に中国語検定準1級に合格することが目標なので、いつも学校の後、カフェや図書館で勉強しています。
クラスメートと勉強するってどんな感じ?
中国留学では、いろんな国から来たクラスメート、全く育ちの違う日本人、本当に様々な人と出会います。
そんな人たちと、どのようにして一緒に勉強していけば良いのでしょうか?
主な勉強はおしゃべり
クラスメートと一緒にやる勉強の大部分は、おしゃべりです。
勉強といっても、お互いの共通言語が中国語しかないので自然と中国語で会話するようになります。
話題は本当にいろんなこと。
お互いの国の違いだったり、一緒にタピオカ飲もうだったり。
学校の後カフェに行っておしゃべりしたり、一緒にご飯を食べに行ったり。
たくさん中国語を話す機会があるので、かなりのトレーニングになります。
▼韓国人の友達と2人で旅行。本物のサムギョプサルを教えてくれました▼
自分の視点では想像もできない返事が返ってくることもあって、本当に面白いです。
あまりにも面白かったので、韓国人から見た中国留学の感想についてインタビューしてみました。
「韓国人にインタビュー!中国留学で感じたことを素直に教えて!」の記事では、ちょっとセンシティブな部分にも素直に答えてくれた韓国人ならではの意見があるので、ぜひ読んでみてくださいね。
日本人の友達を大切にする
留学では日本人とつるまず、日本語をシャットアウトする、という人をたまに見かけます。
でも僕は、中国語の上達と日本人の関係はあまりないと考えています。
留学生活では自分のモチベーションを上げてくれる人と一緒にいるべきです。
国籍なんか問題じゃありません。
たとえ日本語で喋っていても、中国語の勉強の悩みを相談したり、努力する姿が自分のやる気につながったりするなら、それは貴重な友達だと言えます。
しかも中国に来ている日本人は、家庭環境が中国と繋がりのある人、あるいは中国語専攻の人が多いです。
そんな人たちと一緒のクラスで勉強できるのも、中国留学に来ているからこそできることです。
僕のクラスには日本人が多いですが、彼らから学ぶことは本当にたくさんあり、今の環境にとても感謝しています。
▼日本人でカニパーティー▼
中国留学の授業に向けて準備すべきこと
この記事では、復旦大学の授業の様子を紹介しました。
それぞれのクラスで違った雰囲気の授業があって、面白いですね。
最後に、中国留学の授業に対応するために日本にいる時から準備しておくべきことを、みんなにアンケートしました。
リスニングは前もって鍛えておくべきだったと感じました。
中国語のドラマを見るのは日本でもできるので、積極的にやるべきだったと思います。
中国語の勉強も筆記に偏るのではなく、スピーキングなど日常的な部分も鍛えておくべきでした。
日本で準備すべきはリスニングです。
中国に来てから色んなことを経験して、周りの環境に触れながら学ぶのがすごく大事だと感じます。
旅行や外食で触れる中国語をしっかり吸収するためにも、受け皿となるリスニング力は鍛えておいた方が良いです。
リスニングの基礎ができていれば、1,2ヶ月生活すれば耳が慣れてきて少しずつ聞き取れるようになります。
あとは自分の感情を伝える形容詞、単語を覚えておいて、友達とのコミュニケーションを楽しめるようにしましょう。
復旦大学はクラス分けの段階でHSK6級がないと上級クラスに入れないので、HSKの受験は絶対にやっておくべきです。
全くの初心者で中国留学に来るのはもったいないです。
日常的に経験できること、中国人と交流すること、どれを取っても中国語を理解できる力がないと、しっかり吸収できません。
中国の生活を深く楽しむためにも、HSK4級くらいの中国語力を身につけてから留学するのがベストかもしれません。
僕の言いたいことは、みなさんと同じです笑
やはり中国に来る前に、リスニングは鍛えておくべきです。
中国に来ると生活の全てにおいて中国語が関与してくるので、ほんの少しでも聞き取れるだけで、学べることが多くなるんです。
HSKはクラス分けテストにすごく重要なので、まだ受験していない方は早めに受験しましょう。
▼人気のリスニング教材(中級クラスレベル)
[itemlink post_id=”1865″]
▼おすすめのリスニング教材(上級クラスレベル)
[itemlink post_id=”1864″]
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一人で中国語をどう学んだらいいのかわからない
僕も独学で中国語を学んだ身として、同じ悩みを抱えていました。
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