
今回は、中国留学生のトモキさんとのコラボ企画です!

初めまして!トモキ(@tomoki_cn_s)です。
僕は純日本人で、両親も親戚も中国とは何の縁もない家庭で育ちました。
高校生のときにYouTubeで偶然見た中田敦彦さんの深圳の動画に衝撃を受け、中国に強く興味を持つようになりました。
それから独学で中国語の勉強を開始し、HSK5級を取得して中国の大学への進学を決意しました。中国語の勉強を始めた当時、ゆうきさんのYouTubeチャンネルをみて勉強していました!

YouTubeを見てくださっていたのですね!ありがとうございます!
今は中国でどのように生活しているのですか?

現在、僕は北京外国語大学国際商学院で4年生として国際経済貿易学を学んでいます。
全額給付型の中国政府奨学金を受給して留学しており、学費や生活費の心配なく学業に専念できています。
大学では北京外国語大学日本人会の会長として130名規模の会員をまとめたり、国際商学部学生大使としてSNS部門で学部の公式SNSを管理したりしています。
また、現地のコンサルティング会社でのインターン経験もあり、現在はAI企業でインターン中です。こうした自身の本科留学での経験をもとに、ブログで中国留学情報を発信しています。

トモキさん、自己紹介ありがとうございます!それではさっそく、よろしくお願いします!

北京外国語大学4年生
小南 朋輝
Kominami Tomoki
北京外国語大学 国際経済与貿易学部4年。21歳純日本人、中国政府奨学生。 学生会会長や大学の広報大使として、イベント企画・SNS運営・国際交流活動を行う傍ら、コンサルティング会社で市場調査やデータ分析を経験。 日本語・中国語・英語を使いこなし、中国留学に関する体験談や現地情報を発信中。SNSにて、留学に関する相談も受け付けています。

ゆうきの中国語
ゆうき
yuki
ブログやYouTubeで中国語についての情報を発信しています。YouTubeとWeiboを使って中国語を独学しました。中国語が好きです。2019年4月HSK6級・2019年9月〜2020年1月復旦大学へ留学。現在、中国語検定準1級目指して勉強中!
株式会社街中文学 代表取締役・ゆうきの中国語について
一人で無理してませんか?

一人で中国語をどう学んだらいいのかわからない
僕も独学で中国語を学んだ身として、同じ悩みを抱えていました。
そんな経験をもとに、メルマガで中国語学習のコツや、挫折しそうなときの考え方について配信しています。
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ぼくが中国本科留学を選んだ理由

4年間という長い期間を使うことで、中国語のレベルを上げる
当時の僕は、日本の大学の中国語学部に進学して交換留学プログラムを利用して中国に留学することも考えていました。
交換留学とは、日本の大学に在籍したまま、その大学が協定を結ぶ海外の大学へ半年から1年間留学する制度です。取得した単位が卒業に必要な単位として認められる場合もあり、現地の学生と共に専門科目を履修するなど、語学学習に加えて専門性を深める機会を得られます。
しかし、4年間という長い期間を中国で過ごすことで、中国語に完全に浸るような生活ができ、中国語のレベルを格段に上げられると考えました。
交換留学だと1年程度で帰国しなければならず、ようやく環境に慣れた頃に日本に戻ることになります。

一方、本科留学なら4年間かけてじっくりと中国語力を磨けます。

最初のうちは慣れることに誠一杯で、なかなか学習に集中できないこともありますよね。
また、中国人学生と同じクラスで授業を受けることで、自分に良いプレッシャーを与えられると考えました。
語学クラスではなく、現地の学生と肩を並べて専門科目を学ぶことで、本当の意味での中国語力が身につくと確信していました。実際、ビジネス用語や学術的な表現まで自然と身につき、この選択は正しかったと思っています。
現地での長期間の生活を通して、中国への理解をより深いものにする
当時、僕は「語学を身につける上で大事なのは、その国の文化も一緒に学ぶこと」という記事を読んで深く共感しました。言語はその国の文化や価値観と密接に結びついているため、表面的な言葉だけ学んでも真の理解には至らないと感じたのです。

これは僕も同じ意見です。言葉って奥が深いですよね。

また、僕が中国に興味を持ったきっかけは深圳の急速な経済発展でした。
なぜ中国はここまで短期間で発展を遂げることができたのか。その理由を文化的背景や社会構造、人々の価値観から理解したいと強く思いました。短期留学では表面的な観光や体験に終わってしまいがちですが、4年間現地で生活することで、中国社会の本質に触れられると考えました。
実際に留学して、中国の急速な変化に対応する柔軟性や、起業家精神の強さなど、数字や記事だけではわからない中国の本当の姿を肌で感じることができました。

4年間という期間を過ごすことで、変化を感じられるのは魅力的ですね。
中国政府奨学金を利用して海外留学をする
正直に言うと、僕の家庭は海外留学に行けるほど裕福ではありませんでした。日本の大学の学費でさえ負担が大きい中、海外の大学に4年間通うなんて経済的に不可能だと思っていました。

しかし、中国政府奨学金の存在を知り、これが僕の可能性を大きく広げてくれました。
中国政府奨学金は、日中間の相互理解と交流強化を目的とした返済不要の給付型奨学金で、学費・寮費・医療保険の免除と月々の生活費が支給されます。
学部生から博士課程、語学留学まで幅広く対象となりますが、希望通りの地域・大学を選べない可能性もあるため注意しましょう。
また、中国政府奨学金を受けるにはHSKの資格と書類審査・面接を通過する必要があります。(参考)
この奨学金は学費、生活費、保険料など留学に必要なあらゆる費用をカバーしてくれます。
お金の心配をせずに勉強に集中できる環境は、本当に贅沢なことです。また、奨学金を得るためにHSKの勉強を頑張ったことも、結果的に自分の語学力向上につながりました。

奨学金のおかげで、親に経済的負担をかけることなく、自分の夢を追いかけることができました。
留学資金の問題で夢を諦める必要はないということを、同じような境遇の人たちに伝えたいです。

奨学金は大きいですよね!でも早めの準備が必要なので、みなさん気をつけましょう!
実際に留学してみてどうだったか

語学力の大幅な向上
中国での4年間の生活を通して、僕の中国語は大学の授業についていけるレベルから、実際のビジネスシーンで使えるレベルにまで成長しました。
最初の頃は、クラスメートや先生の話す内容がほとんど聞き取れず、授業中は必死にメモを取りながらも理解できない状況でした。授業後に録音を何度も聞き直したり、友達にノートを見せてもらったりして、なんとか追いつこうと必死でした。

これは僕も同じでした!最初は自分の名前すら聞き取れないくらい…
トモキさんは本科だったのでより大変だったと思います。
しかし、毎日中国語に囲まれた生活を送る中で、徐々に耳が慣れ、自然と理解できるようになっていきました。
2年目には授業でのディスカッションにも積極的に参加できるようになり、3年目にはプレゼンテーションも自信を持ってこなせるようになりました。

とはいえ、中国にいるだけで成長するわけではありません。
大変な環境の中、日々努力されてきたからこその成長だと思いますよ。
そして現在では、現地のコンサルティング会社やAI企業で中国語を使って実際に仕事ができるレベルにまで成長しました。
この成長は、4年間という長期間、中国語環境に身を置いたからこそ実現できたと確信しています。
辛かった瞬間

一番辛かったのは、中国に到着したばかりの時期でした。
僕は入学条件であるHSK5級を取得していたので、ある程度の自信を持って北京に来ました。
しかし、現地に着いた瞬間、その自信は完全に打ち砕かれました。
教科書の中国語と実際に現地の人が話す中国語は全く違いました。クラスメートのほとんどが華僑で中国語が母国語の子たちで、僕だけが完全に取り残されている感覚でした。

自分だけ取り残される感覚、辛いですよね。
授業で先生から名前を呼ばれるのが怖くて、クラスメートがせっかく話しかけてくれても聞き取れず、本当に悔しかったことを今でも鮮明に覚えています。
聞き取れていないのに、わかったふりをして愛想笑いでその場をやり過ごしたことも何度もありました。後で気まずくなって、自己嫌悪に陥ることもありました。

そんなに辛かった環境をどのように乗り越えたのですか?

時間が経つにつれて耳が自然と慣れ、わからないときは素直に聞き返せるようになりました。
当時、僕の拙い中国語にも関わらず、辛抱強く話しかけてくれた同級生には心から感謝しています。
自分の中での変化

親も親戚もいない、言語も文化も違う国で一人で生活することは、確実に僕を強くしてくれました。
最初は怖かったことも、挑戦してみれば意外となんとかなることに気づきました。
「やるか迷ったらやってみる」という姿勢を大切にするようになり、リュック一つで東南アジアを一人旅したり、学内フォーラムで英語を使ってスピーチしたりと、以前の自分では考えられなかったことにも挑戦できるようになりました。
また、中国語を習得したことで、他の言語への興味も湧いてきました。最近ではベトナム語やインドネシア語の勉強も始めています。
一つの言語の壁を乗り越えた経験が、次の挑戦への自信につながっています。

素敵な変化ですね!
さらに、中国は変化がとても速い国です。急に学校の制度が変わったり、予期せぬ事態が起きたりすることが日常茶飯事です。
そんな環境で生活することで、何事にも落ち着いて臨機応変に対応できる力が自然と養われました。
この適応力は、今後どこで生きていく上でも大きな武器になると感じています。
読んでいる人へのメッセージ


最後に、これから中国留学を目指す方へメッセージをお願いします。

中国に少しでも興味がある人、本科留学を考えている人は、迷ったら勇気を出して挑戦してみてください。
もちろん最初は怖いことも辛いこともたくさんあります。僕も来たばかりの頃は毎日不安で、日本に帰りたいと思ったことも正直ありました。しかし、その経験の一つひとつが必ずあなたを強くし、将来の大きな財産になるはずです。
4年間という長い期間は、確かに大きな決断です。でもその4年間があるからこそ、表面的な体験ではなく、本当の意味で中国を理解し、語学力を磨き、人間として成長することができます。短期留学や交換留学では得られない、深い学びと経験がそこにあります。
もし経済的な理由で諦めようとしているなら、中国政府奨学金をはじめとした支援制度を調べてみてください。必ず皆さんの留学を支えてくれる制度があるはずです!
あなたの一歩が、きっと人生を変える素晴らしい経験になるはずです。

応援しています!また、中国留学に関することで困ったことがあればいつでも相談してください!

トモキさん、素敵なエピソードをありがとうございました!

- 名前:小南 朋輝(Kominami Tomoki)
- 北京外国語大学 国際経済与貿易学部4年
- 21歳純日本人、中国政府奨学生
- 学生会会長や大学の広報大使を経験
- 中国のAI企業でインターン中
- Google AI学生アンバサダー
中国留学に関する体験談や現地情報を発信中。SNSにて、留学に関する相談も受け付けています。