中国留学前の予防接種に行ってきた!

「中国に行くときは、予防接種に行った方が良いよ」って言われますよね。

実際のところ、都心部では、1年くらいの留学なら予防接種なしで行く人も多いそうです。

とはいえ農村部では必須だし、留学中に旅行した先でのこともあるので、予防接種は受けた方が良いです。

予防接種を受けるだけで病気のリスクは確実に低くなるので、滞在中の不安要素を減らすためにも、予防接種は受けた方が良いと思います。

中国に行く時に推奨される予防接種は以下の4つです。

  • A型肝炎
  • B型肝炎
  • 日本脳炎
  • 破傷風
ゆうき
ゆうき

この記事では、実際に僕が予防接種してきた体験談と、医師にもらったデータをみなさんにも共有します!

この記事は、中国留学準備リストの7番目の記事です。

注意

この記事は個人ブログのため、公式情報ではありません。
予防接種の受診時には重篤な副作用が稀に発生することをご理解の上、病院選びを慎重に行ってください。
この記事をもとに発生した如何なる損害についても、僕は責任を負えません。
>>>公式情報
厚生労働省検疫所
日本検疫衛生協会
日中友好病院

MEMO

【2019/12/26追記】
外務省より中国を含むエリアを対象にポリオウイルスの注意報が出されました。予防接種が推奨されているので、病院の先生に聞いてみてください。
2021/7/8追記
現在も留学生の中国への渡航は禁止されています。引き続き情報が発表され次第更新します。

この記事の著者

ゆうきの中国語

ゆうき

yuki

プロフィール

ブログやYouTubeで中国語についての情報を発信しています。YouTubeとWeiboを使って中国語を独学しました。中国語が好きです。2019年4月HSK6級・2019年9月〜2020年1月復旦大学へ留学。現在、中国語検定準1級目指して勉強中!

株式会社街中文学 代表取締役・ゆうきの中国語について

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ゆうき
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中国留学に予防接種は必要?

結論から言うと、中国に行くときは、予防接種は義務ではありません。

厚生労働省検疫所のデータによると、予防接種の推奨は以下の4つです。

短期旅行者(1ヶ月未満)A型肝炎(おすすめ)
長期(1ヶ月以上)A型肝炎(おすすめ)
長期(1ヶ月以上)B型肝炎、日本脳炎(リスクのある地域)
長期(1ヶ月以上)破傷風(在庫は少ないがおすすめ)

※「狂犬病」のワクチンは入荷数が少ないので、あれば受けておくのがおすすめです。

以上のワクチンですが、日本の日中友好病院で全てのワクチンを受けることができます。

中国については、都心部でのリスクは低いものの、郊外では病気のリスクが高いです。

農村へ行く場合は、合わせて狂犬病の予防注射もあると安心です。

法律上の義務はありませんが、中国へ渡航する場合は予防接種を受けるようにしましょう。

予防接種は、中国留学でやるべき9つの準備の中でも後半の項目です。

ゆうき
ゆうき

必要な予防接種の種類と費用は、これから解説します!

中国対策の予防接種の種類とスケジュール

中国に行く時に必要となる、A型肝炎とB型肝炎は数回の摂取が必要です。

さらに、それぞれ数週間の期間を開ける必要があるので、スケジュールには余裕を持って準備しましょう。

A型肝炎

A型肝炎とは、食べ物や水から感染するウイルス性の病気です。

感染して重症化することは少ないですが、仮に重症化すると1ヶ月ほどの療養が必要となります。

大規模の集団食中毒というよりは、飲食店や途上国からの輸入食品によって発症するケースがほとんどのようです。

国立感染研究所より引用

治療・予防方法

原則として急性期には入院し、安静臥床とする。入院中は血液検査などで重症化、劇症化、肝外症状の有無を観察して、症状に応じた治療法がとられる。
予防としては、手洗いの励行などの一般的予防法に加え、ISG(抗体価の問題はあるが)やワクチンを用いた積極的予防法が推奨されている。ただし、ISG による予防効果は数カ月以内 である。したがって、ISGは患者家族や、患者と同一施設内でHAV感染の可能性の高い場合 に緊急的に用いるのが適当である。
ワクチンとしては、培養細胞馴化株を精製してホルマリン処理した不活化ワクチンが世界的に使用されている。日本で開発されたワクチンは、アジュバントや チメロサールなどを含まない 凍結乾燥品である。0、2〜4週、24週経過後の3回のスケジュールで皮下または筋肉内接種を 行なえば、抗体獲得率はほぼ100%であり、防御効果は少なくとも数年以上続く。
国立感染研究所より引用

費用1回8,640円
必要回数3回
スケジュール1回目から2回目は2~3週間開ける
1回目から3回目は6ヶ月開ける

基本的にワクチンは2〜4週間間隔で2回の摂取を行います。

6ヶ月以上滞在する場合、半年の期間をあけて3回目の摂取を行います。

3回の摂取を行えば、5年間効果が持続すると言われています。

B型肝炎

母子感染や性的接触によって感染するウイルス性の病気です。

日本ではおよそ100人に1人が感染しており、急性肝炎が起こるのはそのうち20~30%、重篤化するのはさらにそのうち1%と言われています。

先進国では保有率が低いと言われ、中国、東南アジア、南アジア諸国での保有率が特に高いとされます。

B型肝炎の感染症状
感染症予防接種ナビより引用

費用1回5,400円
必要回数3回
スケジュール1回目から2回目は4週間
1回目から3回目は6ヶ月

※B型肝炎に関しては、一度抗体が作られると一生、効果が続きます。

健康診断の際に「抗体検査」をしてもらうことによって、予防接種によってきちんと抗体ができたかどうかがわかります。

ここで抗体が検出されなかった場合、もう一度予防接種を受けなければいけません。

日本脳炎

日本脳炎ウイルスを持つ蚊に刺されると発症する、非常に危険な病気です。

死亡率が高く、後遺症を残すことで有名です。


国立感染研究所より引用

予防方法

特異的な治療法はなく、対症療法が中心となる。高熱と痙攣の管理が重要である。脳浮腫は重要な因子であるが、大量ステロイド療法は一時的に症状を改善することはあっても、予後、死亡率、後遺症などを改善することはないと言われている。

日本脳炎は症状が現れた時点ですでにウイルスが脳内に達し、脳細胞を破壊しているため、将来ウイルスに効果的な薬剤が開発されたとしても、一度破壊された脳細胞の修復は困難であろう。日本脳炎の予後を30年前と比較しても、死亡例は減少したが全治例は約3分の1とほとんど変化していないことから、治療の難しさが明らかである。したがって、日本脳炎は予防が最も大切な疾患である。

予防の中心は蚊の対策と予防接種である。日本脳炎の不活化ワクチンが予防に有効なことはすでに証明されている。実際、近年の日本脳炎確定患者の解析より、ほとんどの日本脳炎患者は予防接種を受けていなかったことが判明している。ワクチンは第I期として初年度に1〜2週間間隔で2回、さらに1年後に1回の計3回、各0.5mlの皮下注射を行うことによって基礎免疫が終了する(3歳未満は 0.25ml)。第I期は通常3歳で行われるが、その後第II 期として9〜12歳に、第III期として14〜15歳にそれぞれ1回追加接種を受けることとされている。
国立感染研究所より引用

費用1回5,400円
必要回数3回
スケジュール1回目から2回目は1~4週間開ける
1回目から3回目は13ヶ月開ける

※出国までに2回の接種がすすめられています。

破傷風

世界中のいたるところの土の中に存在し、傷口から感染して命に関わる危険な感染症です。

どんなに小さな傷口からでも感染してしまうため、特に途上国や農村へ出かける際は細心の注意が必要です。

岩手県ホームページより引用

予防方法

現行の「予防接種法」では、若齢者を対象に定期予防接種として、DTP(生後3カ月以上90カ月未満に4回)と沈降ジフテリア・破傷風混合トキソイド (DT)(11歳以上13 歳未満に1回)の接種が推奨されている。定期予防接種の非対象者に対しては、沈降破傷風トキソイドを用いた初回接種(4~8週間隔で2回)と追加接種(初期接種後6~18カ月に1 回接種)がすすめられる。多くの場合こ れらのワクチン接種により、発症防御抗体レベル(0.01単位/ml)を超える抗体価を獲得することが可能である。さらに10年毎に追加接種を行えば、防御抗体レベル以上の血中抗体価を維持することができると考えられている。しかし、定期予防接種の対象者である若齢者ではワクチンの接種率は70%を上回る反面、成人をはじめとする非対象者では、事故などの特別な理由がなければ破傷風トキソイドワクチンを接種する機会は殆どないので、成人の多くは十分な破傷風抗体を保有していない状況である。近年の破傷風患者の高齢化に伴い、今後成人への破傷風トキソイドワクチン接種の必要性に関する啓発が望まれる。
また、事故などで発症のおそれがある患者の予防処置としては、予防接種歴に応じて沈降破傷風トキソイドの接種が行われる。定期予防接種が完全に行われてから10年以内であるなら、患者の血中抗体価は発症防御抗体レベルを上回っていると考えられるが、それ以外の場合では沈降破傷風トキソイドの接種を実施し、さらに、創傷の程度によりTIG 250 単位の投与も考慮する。 日本国内では1995年を最後にそれ以降新生児破傷風の報告はないが、致命率が極めて高く 治療が困難な疾患である。これには清潔な出産管理が基本であるが、加えて母親の免疫を高めておく方法がある。

費用1回3,240円
必要回数3回
スケジュール1回目から2回目は3~8週間開ける
1回目から3回目は6ヶ月開ける

※12歳の時に予防接種を受けたことがあれば20代前半くらいまでは効果があるので、接種は不要です。

日中友好病院に行ってきた

海外渡航用の予防接種は、ある程度の病院で受けることができます。
破傷風だけは在庫が少ないため、まずはいつもの病院へ聞いてみましょう。

東京でしたら、日中友好病院がおすすめです。

ビザ発行用の健康診断の指定病院でもある、公式の病院です。

ゆうき
ゆうき

ということで、日中友好病院で予防接種を受けてきました!

この建物の6Fにあります。

ちょっと大きな出費になるので、前もってお金の準備をしておきましょう。

建物の1階にはファミマ、三菱UFJ銀行、周辺にはいろんな銀行があります。

中に入ると、綺麗な病院。

最初に受診する場合、簡単なアンケートに答えて熱を測ります。

風邪をひいていると、予防接種はしないほうがいいらしい。

診察室もすごく綺麗

僕は土曜日の夕方に行ったのですが、お客さん(?)は0でした。

6月という頃もあって、まだ早いのでしょうか。。。

とにかく、そんなに混雑する感じではなさそうです。

MEMO

追記です。
8月になると、かなり人が待っていました。早めの受診が良さそうです。

ゆうき
ゆうき

注射はちょっと痛かったけど、先生がおしゃべりしながら注射してくれたので、ちょっと気が紛れました。

注射なんて何年ぶりだろうって感じでしたが、なんとか終わって少し安心。

また1ヶ月後に2回目の注射を受けに行く予定です。

みなさんもスケジュールには余裕を持って予防接種を受けましょうね。

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