囲碁を続けていると、不調に出会います。
誰と打っても勝てない。
自分の打つ手がすべて悪く見える。
不調の時って、囲碁を打つだけで辛くて苦しいですよね。
みなさんは不調の時どのように対処しますか?
実は、僕は調子の波がかなり激しく、この波を抑えるために様々な工夫をしてきました。
どんな時でも一定の実力を出すためには何が必要なのでしょうか?
今回はそんな時、どのように対処すればよいのかをご紹介します。
[itemlink post_id=”12130″]
\完全無料!毎日1問詰碁配信/
囲碁の調子を取り戻す3つの方法
僕が紹介する囲碁の不調に打ち勝つ方法は3つあります。
この3つそれぞれが独立した方法のため、自分にあったもの、自分の環境が許すものを選んで試してみてくださいね。
不調対策①先生とペア碁を組む
この方法は韓国の囲碁道場で良く用いられる方法です。
最近調子が出ないなという生徒に対して、先生がペア碁を組んで対局するのです。
ペア碁を組むというのは不調時に限らず非常に勉強になることです。
特に先生のように棋力の高い人と組むと、その人の打つ手の方向、大局観の影響をかなり感じます。
ここで感じた感覚が、不調時の感覚の狂いを治してくれるそうです。
実は、わたしも調子が良くない時にペア碁をしたことがあります。
そのときはたまたま同じくらいの子と組んだのですが、なんとか足を引っ張らないように頑張るうちに頭が冴えてきて結局優勝してしまったことがあります。
対局中の一手一手に影響を受けるだけでなく、対局後の検討も対等にできるという点でもペア碁の効果は非常に大きいです。
ぜひお試しください♪
不調対策②囲碁から距離を置く
これは僕の友達が良くやっていた方法です。
僕はやったことないです。
不調になった時、囲碁から1週間ほど離れて完全に遊びます。
遊んで遊んで、1週間経つと囲碁に対する負のイメージが払しょくされるそうです。
実際にその子はどうしても勝てなくなった時に1週間のお休みを貰っていました。
そして帰ってくると調子が戻っていたのです。
1週間打たないことで逆に新鮮に打てると言っていましたが、その後は詰碁やネット碁でヨミの感覚を戻す必要がありそうですね。
詰碁のおすすめ勉強方法は、「詰碁は基本の組み合わせー最も上達効率の良い勉強法」をご覧ください。
いずれにせよ、精神的にも良いのでどうしても行き詰ったら試してみても良いかもしれません。
不調対策③ネット碁を打つ
不調の時にネット碁を打つのは意外に思われるかもしれません。
実は、これを最後に持ってきたのはグレーな手段だからです。
精神力さえあればだれにでも効果的で不調の改善が見込める方法です。
しかしいつも通りネット碁を打つだけでは逆効果です。
まずは、自分の平均棋力を決めましょう。
仮に、普通の調子の時に初段で5分5分の成績が出せる棋力だと仮定します。
このようなときは、ネット碁で10級のアカウントを作ります。
そして、10級で打って連勝して初段まであげるという作業を行います。
囲碁というのは不思議なもので、負け始めると序盤の1手目から負けのイメージがつきます。
そうすると勝率が一気に下がることも多いのです。
逆に連勝を重ねているときの流れで打ち進めると、意外にも勝つ確率が高いです。
実際に大きな大会前に調子を崩してしまったとき、この方法で調子を戻す手段もあります。
この方法のデメリットはネットのマナーに違反するという点ですが、そこは目をつぶってボコボコにしましょう。
実力差をつけて勝つほうが相手も手合い違いだったと納得できます。
たぶん(笑)
\完全無料!毎日1問詰碁配信/
囲碁の不調とは?
囲碁の不調って何でしょう?
ずっと同じペースで打てればよいのに、と思いますよね。
冒頭で話したように、僕もそうでした。
しかし、不調が来てそれを乗り越えるという時期を繰り返すと、明らかに自分の棋力が上がっていたことを覚えています。
不調は成長の証だと言います。
ここで僕の好きな言葉をご紹介します。
不調の時はその時しか見えない景色がある
その時見える景色に自分がレベルアップできるヒントが詰まっている
囲碁でも他のことでも不調に当たることはあります。
しかし、不調の時にこそ自分の悪い癖や弱い一面が見えるものです。
それを克服した時、より強い自分になれると思えば不調が来るのは嫌な気がしません。
不調の波が訪れたとき
自分が成長できるチャンスだと思って、もう一度自分に向き合ってみませんか?
【人気記事】絶対に読むべきおすすめ囲碁本・棋書
\完全無料!毎日1問詰碁配信/