SEO依頼の入り口は4つ|準備が終わる前でも相談できます

明るい店内でノートパソコンを前に電話をかける人。依頼先へ最初の連絡を取る場面のイメージ

「無料相談」「資料請求」「お問い合わせ」。SEOを依頼しようとサービスのページを開くと、入り口らしきボタンがいくつも並んでいます。どれを押せばよいのか、押した先で何が起きるのかが分からないまま、その画面を閉じてしまった。そんな経験はないでしょうか。

街中文学は、月間4,500万セッション級メディアの支援実績を持つ立場から、こうしたご相談を受ける側にいます。無料の相談で何をお返しできて、何をお返しできないのか。その線を引いている当事者でもあります。

お伝えしたいのは、入り口は4つあり、持ち帰れるものがそれぞれ違うということです。この記事を読めば、社内の準備が終わっていなくても、今日どのボタンを押すかを決められます。

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目次

先に結論:入り口は4つ、準備は途中でよい

まず最初に、結論からお伝えします。

  • 入り口は資料請求・相談・見積もり依頼・お試しの4つで、持ち帰れるものがそれぞれ違います
  • 無料の相談で受け取れるのは見立てと進め方の方向までです。実行計画とキーワードの一覧は無料の外側にあります
  • 目標の数値もキーワードも決まっていない状態で構いません。その場で答えが要るのは2つだけです

SEOの依頼でつまずくのは、どの会社に頼むかを調べ終えたあとです。相場も会社の種類も一通り見たのに、最初の連絡だけが手つかずで残ります。

その一歩が重くなるのは、押した先が見えないからでしょう。営業の電話が続くのではないか、断りづらくなるのではないか、そもそも何も決まっていない自分が連絡してよいのか。こうした迷いは、ボタンの名前だけでは晴れません。

そこでこの記事では、4つの入り口がそれぞれ何を返す場なのかを順に見ていきましょう。あわせて、無料の線がどこに引かれているのかと、相談の席で聞かれることをお伝えします。最後に、手が動き出すまでの日数も整理します。

SEOの依頼には4つの入り口がある

SEOは、商品のように購入して終わりという形になりにくい仕事です。だからサービスのページにはボタンがいくつも並び、しかも返ってくるものがそれぞれ違います。ここでは4つの入り口を、何を持ち帰る場なのかで整理します。

木の机に並んだノートとペン、虫眼鏡、ノートパソコン。依頼先を調べて選ぶ場面のイメージ

資料請求は社内を動かす道具です

資料請求は、自分が判断するためというより、社内の人に見せるための入り口です。ここを取り違えると、読んでも物足りなく感じます。

届く資料は、誰が読んでも同じ内容です。ですから、自社のサイトについての話は出てきません。

だからこそ、社内で回覧する材料としてよく効きます。数社ぶんを並べると、会社によって「SEO」という言葉が指す範囲が違うと分かるからです。記事を書くことまで含める会社もあれば、方針を決めるところまでで書くのは自社という前提の会社もあります。

この違いは決裁者と話すときにそのまま使えて、社内の議論が「やるかどうか」から「どこまで任せるか」へ進みます。

資料から分からないことは、商談で埋めていきましょう。その進め方はオウンドメディア制作の頼み方をまとめた記事にあります。候補集めでランキング記事を見るときの注意はSEO会社のおすすめ一覧の読み方をまとめた記事で扱いました。

相談は決まっていない段階の入り口

相談は、自社のサイトを見てもらったうえで話す場です。資料との最大の違いは、そこで交わされるのが自社についての話になる点にあります。

この入り口が向いているのは、何を頼めばよいのか自体が決まっていない段階です。「何かしたほうがよさそうだが、記事なのか、サイトの直しなのか分からない」という状態こそ、相談の出番になります。

目的とキーワードを決めてから相談すべきだという助言をよく見かけますが、それは見積もりを取る段階の話です。相談はその手前にあります。

どこに相談するかを迷う場合は、会社の業態によって出てくる人も答えも変わります。その違いはSEO会社を4つの型に分けて整理した記事をご覧ください。

見積もり依頼は範囲が決まってから

見積もり依頼は、何をやるかが決まってから押すボタンです。順番を飛ばすと、あとで効いてくる不都合があります。

当社の場合、範囲が決まっていない状態で金額だけを求められると、範囲を仮置きした金額を出すことになります。金額の幅が何で決まるかはSEO見積もりの取り方をまとめた記事で整理しました。

範囲を決めずに金額だけ聞くと起きること

その仮置きが、あとの会話に残ります。「前に聞いた金額」という数字だけが独り歩きし、本当は何に対する金額だったのかが誰にも分からなくなるのです。

ですから、まだ範囲が決まっていないなら、見積もりより相談を先にしてください。順番が逆になると、金額から範囲を逆算するという難しい作業が発生します。

このボタンを押した先で出てくるのが、見積書と提案書です。出てきた提案書のどこを読むかはSEOコンサル費用の読み方をまとめた記事で扱いました。

お試しで分かることと分からないこと

お試しやスポットでの依頼から読み取れるのは、進め方の相性です。連絡の速さや、確認をどれだけ挟むか。実際に一度動かしてみないと見えない部分が確かめられます。

いっぽうで分からないのは、検索での成果のほうです。記事が1本増えただけでは順位はほとんど動きませんし、仮に動いたとしても、その1本のおかげなのか別の要因なのかを切り分けられません。

ここを取り違えると、判断そのものが狂います。「試したけれど順位が上がらなかったから駄目な会社だ」という結論は、お試しからは出せない結論なのです。

ですからお試しを頼むなら、何をもって合格とするかを先に決めておきましょう。その合否をどの観点で見るかと、任せる範囲そのものの決め方はSEO外注で何を任せるかをまとめた記事で整理しています。

4つを並べると、押すボタンの選び方が見えてきます。

入り口 持ち帰れるもの 持ち帰れないもの 向いている状態
資料請求 その会社の守備範囲・進め方・体制 自社のサイトについての話 決裁する人が自分ではないとき
相談 いま何が起きているかの見立て・進め方の方向 具体的な実行計画 渡せるものがURLしかないとき
見積もり依頼 作業量と金額・別途になるもの 範囲が未定なら意味のある金額 本数と範囲を紙に書けるとき
お試し 進め方の相性・意図の伝わり方 検索での成果 発注の時期がまだ先のとき

迷ったときは、いちばん左の列ではなく右端の列から選んでください。自社がいまどの状態にあるかが決まれば、押すボタンは自動的に決まります。

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無料相談は何が無料なのか

相談を無料としている会社は多くありますが、その無料がどこまでを指すのかは、たいてい書かれていません。ここでは受ける側の内側から、線がどこに引かれているのかをお伝えします。

ホワイトボードの前で図を示しながら説明する人。相談の場のイメージ

無料で出せるものには線があります

当社が無料の相談でお返しできるのは、いま何が起きているかの見立てと、進め方の方向までです。反対にお返しできないのは、具体的な実行計画と、対策するキーワードの一覧になります。

無料の内側 無料の外側
いまサイトで何が起きているかの見立て どの言葉をどの順で狙うかの一覧
先に手をつけるべき領域はどこか 月ごとの作業計画と本数の割り振り
その会社が何を得意としているか 個別のページに対する具体的な改善指示
おおよその費用感と進め方の型 金額の根拠となる作業量の内訳

線が引かれている理由は単純で、右側の列が仕事そのものだからです。キーワードを並べて順番をつける作業も、月ごとの計画を組む作業も、調べて考える時間がそのまま中身になります。

線の引き方は会社によって違いますが、無料で受ける以上どこかには線があると考えておくほうが安全です。当社の場合もあらかじめ見る項目を決めておき、そこに相談者のサイトの数字を当てはめる形にしています。一から調べ直す形にすると、無料で受けられる件数のほうが先に尽きてしまうためです。

なぜ無料で受けてもらえるのか

無料で受けているのは、そこが営業の場でもあるからです。売り手として、これは正直にお伝えしておきます。

ただ、これは警戒すべきという話ではありません。営業の場だと分かっていれば、その前提で使えるからです。実際、相手の側も同じことをしています。自社と組んで進められそうかを、その場で見ています。

だからこそ、無料の範囲がどこまでも広がることはありません。広げた場合に何が起きるかを考えると、その理由がはっきりします。

無料の範囲が広がりすぎると起きること

かかった時間は、どこか別のところで回収するほかありません。その結果、どの会社も当たり障りのない一般論しか出せなくなります。受け取る側から見れば、どの話も同じに聞こえてしまうのです。

使える時間には限りがあると考えて臨むほうが、結果として濃い時間になります。

持ち帰るのは答えではありません

相談から持ち帰るべきなのは、答えそのものではありません。その会社が自社の何を見て、何を問題だと言ったかのほうです。

答えは無料の外側にあるので、無理に引き出そうとしても薄いものしか出てきません。目の付けどころを持ち帰るほうが役に立ちます。

プロの判断基準:相談中に埋める3列
  • 相手がどこを見たか(どのページ・どの数字を指したか)
  • そこで何を問題だと言ったか
  • その根拠として挙げたものは何だったか

この3つを書き取っておくと、複数社に相談したときに真価を発揮します。同じサイトを見て別のことを言う会社が出てきたら、そこが比べどころです。

一方が記事の少なさを挙げ、もう一方がサイトの作りを挙げたなら、どちらが正しいかを決める必要はありません。なぜそう見えたのかを両方に尋ね返せば、自社の状態が立体的に見えてきます。

反対に、どの会社も同じ一般論しか言わなかったなら、渡した情報が足りていない可能性を疑ってください。URLだけでなく、いま困っていることを一文添えるだけで、返ってくる内容は変わります。

決まっていなくても相談できます

相談をためらう最大の理由は、準備ができていないことへの引け目ではないでしょうか。ここでは、その場で答えを持っていなくてよいものと、逆にないと話が止まるものを分けてお伝えします。

パソコンの画面を一緒にのぞき込んで話す2人。決まっていないことを一緒に整理する場面のイメージ

その場で決まっていなくてよいもの

当社が相談でうかがうことのうち、「まだ決まっていません」で構わないものは4つあります。目標の数値、対策するキーワード、予算の上限、そして着手の時期です。

これらを聞くのは答え合わせのためではなく、一緒に作るためです。むしろ、きれいに決まった答えを持って来られると、その前提が本当に自社に合っているかを疑う機会が失われます。

たとえば対策キーワードは、社内で挙げた候補が業界の言葉に寄っていて、お客さまの使う言葉とずれていることがあります。相談の席で一緒に読み直す余地を残すほうが、結果として無駄が減るのです。

課題が固まっていない段階のための相談窓口は、民間だけのものではありません。中小企業や小規模事業者に向けて国が全国に設置している公的な相談窓口も、こう説明しています。「課題の大小を問わず何度でも無料で相談できる、中小企業の経営者を「一人にしない」相談所です。」よろず支援拠点とは(中小企業基盤整備機構)

これは公的な経営相談の窓口についての説明であり、民間の会社の無料相談が同じ範囲を受け持つという意味ではありません。回数にも中身にも、会社ごとの線があります。ただ、固まっていない状態のまま相談してよい入り口が用意されているという点では、公的でも民間でも変わりません。

答えがないと止まってしまうもの

いっぽうで、答えがないとその日の話が進まないものが2つあります。ここだけは、連絡する前に社内で確かめておいてください。

確かめておくこと なぜ相手が代われないのか この程度で足ります
サイトを触れる人が社内にいるか 社外からは社内の体制が見えないためです 「制作会社に頼まないと1文字も直せない」で足ります
いつまでに何かを変えたいか 時期が分からないと進め方を選べないためです 「年度が変わるまでに形にしたい」で足ります

1つ目は、これから整える話ではなくいまこの瞬間どうなっているかです。いる・いないのどちらでも構わないので、どちらなのかをはっきりさせてください。社内で直せないサイトなら、記事を書く話の前に、公開できる仕組みをどうするかという話が先に来ます。

2つ目の時期は、数値の目標とは違います。「半年後の展示会までに」「新しい商品を出す秋までに」という希望の時期だけで十分です。これが分かると、記事を積み上げる進め方が合うのか、いまあるページの手直しから入るほうが早いのかを、その場で一緒に選べます。

なお、会社を探し始める前に発注側で決めておくとよいことは、これとは別にあります。任せる範囲や社内の窓口をどう決めるかはマーケティング会社への依頼をまとめた記事で扱いました。

断りたくなったときの伝え方

相談したあとに見送る判断をしても、まったく問題ありません。受ける側から見ると、断られること自体はごく普通の出来事です。

それでも連絡しづらいのは、理由を細かく説明しなければいけないと感じるからです。実際には、そこまで必要とされていません。

そのまま使える一文

「ご提案ありがとうございました。社内で検討した結果、今回は見送らせていただきます

決め手は〇〇でした。またの機会がありましたら、よろしくお願いいたします。」

1行目だけでも失礼にはあたりません。2行目を添えると、その後が変わってきます。

決め手が金額なら相手は次の機会に組み方を変えられますし、時期が理由なら「その頃にまたご連絡ください」と伝えておけるでしょう。当社も、見送りの連絡に一言添えていただけると、次にお声がけいただいたときの入りがまるで違います。

もし連絡が続いて困る場合は、曖昧な保留をやめて、見送る旨をはっきり伝えてください。「もう少し検討します」という返事は、相手にとっては待つ理由になってしまいます。連絡が長引く原因の多くは、しつこさよりも保留の状態にあるのです。

問い合わせてから動き出すまで

成果が出るまで半年から1年かかるという話はよく語られますが、その手前にも時間がかかるのです。ここでは問い合わせから実際に手が動き出すまでを、日数で分けてお伝えします。

机に開かれた月間カレンダーの手帳。着手までの日数を数える場面のイメージ

返信から着手までの日数の内訳

当社の場合、最初のご連絡から実際に手が動き出すまでは、早くて2〜3週間、多くは1か月ほどかかります。内訳を分けると、どこに時間が乗っているかが見えてくるはずです。

段階 目安 何で決まるか
問い合わせへの返信 1営業日ほど 相手の体制
初回の打ち合わせまで 数日から1週間 双方の予定
提案と見積もりが出るまで 1〜2週間 サイトを見て考える時間
社内の検討から契約まで 数日から数週間 自社の決裁
契約から着手まで 数日 権限の受け渡し

これは当社の目安で、体制や案件の大きさによって前後します。当社でいちばん長いのは「提案と見積もり」の1〜2週間です。

ここが早すぎる場合は、少し気にしてみてください。サイトを見て数字を確かめる時間が要るはずのところを翌日に出してきたなら、あらかじめ用意された型に当てはめただけという可能性があります。

止まりやすいのは自社の中です

この流れが延びるとき、原因は依頼先ではなく発注側にあることのほうが多いです。当社の経験では、止まる場所は次の2か所に集中しています。

  • 社内の合意が取れるまで待つあいだに時間がかかります
  • 管理画面に入れる人を探すところで時間がかかります

相談した方と決裁する方が違う場合、提案を持ち帰ってから次のご連絡まで数週間空くことがあります。持ち帰った資料を説明できる状態にするまでに、時間が要るためです。

権限のほうは、アクセス解析やサーバーの管理画面に誰が入れるのかが分からず、探すところから始まる場合です。前の担当者が退職していたり制作会社が管理していたりすると、確認だけで1週間ほど過ぎていきます。

ですから急ぎたい場合は、問い合わせと同時にこの2つを社内で動かしてください。どちらも相手の返信を待たずに進められるので、そのぶんまるごと短縮できます。窓口を誰にするかの決め方はマーケティング会社への依頼をまとめた記事にあります。

これは発注側を責める話ではありません。当社が発注する側になったときも、同じところで止まります。分かっているなら先に手をつけたほうが得だ、というだけの話です。

いつまでに問い合わせればよいか

逆算の起点は、問い合わせの日ではありません。成果がほしい日から遡って考えてください。

SEOで時間が乗るのは、着手までの1か月だけではないためです。手を動かしたあと、その変更をGoogleが見つけて評価に反映するまでにも時間がかかります。Googleは、変更したページの再クロールを依頼した場合について、こう説明しています。「クロールには数日から数週間かかることがあります。」Google に再クロールをリクエストする(Google 検索セントラル)

これは再クロールを依頼したときの所要時間であって、SEO施策全体の効果が出るまでの期間ではありません。同じページには、クロールを依頼してもすぐに検索結果へ表示されるとは限らないとも書かれています。直した事実が伝わるまでには、それだけの間があるということです。

この2つを足すと、逆算の形が決まってきます。

  • 問い合わせから着手までに、おおよそ1か月かかります
  • 着手してから記事や改修が形になるまでに、数か月かかります
  • その変更が検索側に伝わるまでに、さらに数日から数週間が乗ります

つまり「秋の展示会に間に合わせたい」と考えているなら、夏に問い合わせるのでは遅いのです。申し込みの時期は、目標から半年ほど手前に置くと慌てずに済みます。

反対に、時期が差し迫っている場合は、SEO以外の手段も含めて相談してください。期限の近い集客に検索だけで応えようとすると、無理のある提案を引き寄せてしまいます。

今泉の視点:相談を受けていて困るのは、準備が足りないときではありません。むしろ完璧に整えてから来ていただいたときのほうです。

対策キーワードも予算も本数も決まった状態で来られると、その前提が本当に合っているかを確かめにくくなります。決まったものを覆すのは、決まっていないものを一緒に決めるより、はるかに気を遣う作業だからです。

私がうかがいたいのは、決めた中身よりも決めた理由のほうです。なぜその言葉を選んだのか、なぜその本数なのか。そこを聞ければ、ずれている場合にその場で言えます。売り手がこう言うと仕事を増やしたいように聞こえるかもしれませんが、逆です。前提がずれたまま進んだ半年は、やり直すことになりますから。

SEOの依頼についてよくあるご質問

無料相談を受けたあとに断ってもよいですか。

問題ありません。受ける側から見ると、見送りの連絡はごく普通の出来事です。理由を細かく説明する必要もなく、「今回は見送らせていただきます」の一文で足ります。

決め手が金額か時期か範囲かを一言添えていただけると、次の機会につながりやすくなるはずです。連絡が長引くのを避けたい場合は、「もう少し検討します」という保留ではなく、見送る旨をはっきり伝えるほうが早く収まります。

予算がまだ決まっていませんが、相談してもよいですか。

相談の段階なら決まっていなくて構いません。予算の上限は、進め方が見えてから社内で組むほうが現実的だからです。

ただし「いくらでも」と伝えるのは避けてください。判断の材料がないため、提案が大きく振れます。目安すら分からない場合は、金額の内訳や料金体系の違いをSEO対策費用の相場と内訳をまとめた記事で先に見ておくと、話が早くなります。

お試しで1本だけ頼めば、効果があるか確かめられますか。

検索での効果は確かめられません。記事が1本増えただけでは順位はほとんど動きませんし、動いたとしても、その1本によるものか別の要因かを切り分けられないためです。

お試しで確かめられるのは、連絡の速さや確認の丁寧さといった進め方の相性のほうになります。順位を合否の基準に置くと、判断そのものを誤ってしまうのです。

相談のとき、サイトの数字や社内の資料はどこまで見せればよいですか。

最初はサイトのURLと、いま困っていることの一文で足ります。アクセス解析の中身を見てもらう場合も、契約前なら画面を共有して一緒に見る形で十分で、管理権限そのものを渡す必要はありません。

未発表の商品や社内の数字については、守秘の取り決めを交わしてからにしてください。渡す情報が少なすぎると一般論しか返ってきませんが、多く渡すほど良いというものでもありません。

まとめ

SEOの依頼で足が止まるのは、会社選びよりも最初の連絡です。並んでいるボタンは似て見えますが、資料請求・相談・見積もり依頼・お試しでは持ち帰れるものが違います。何を知りたいかが決まれば、押すボタンも決まります。

そして相談は、準備が終わってから行く場ではありません。目標の数値もキーワードも決まっていなくて構わないので、次の2つだけ確かめてから連絡してみてください。

  • サイトを社内で直せる人がいるか、それとも外に頼む必要があるか
  • いつまでに何かを変えたいか(希望の時期だけで足ります)

そのうえで相談の席では、答えを聞き出すことよりも、相手が自社の何を見て何を問題だと言ったかを書き取って帰ってください。

着手までは1か月ほどかかりますが、そのうち社内の合意と権限の確認は、返信を待たずに進められます。連絡してから準備するのではなく、準備しながら連絡するほうが、結局は早く動き出せるのです。

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この記事を書いた人

株式会社街中文学 代表。DBSEO(データベース型SEO)・LLMO(AI検索最適化)・コンテンツマーケティングを専門に、東証上場企業や月間4,500万セッション級メディアのSEO支援を行ってきました。AIライティングSaaS「buncraft」を開発・運営。本メディアの全記事を執筆・監修しています。

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